永山竜樹を締め続けたガリゴスが”疑惑の判定”にSNSで声明「私は自分の意見を言っただけだ」【パリオリンピック柔道】

AI要約

スペインの柔道選手が日本の選手に対して疑惑の判定で勝利したことにより、物議を醸している事件が起きた。

試合後のSNS投稿に対して日本のファンから批判や中傷コメントが殺到し、一連の騒動が巻き起こった。

双方の選手が事態を収めるためにそれぞれ声明を発表し、冷静な対応を呼びかけている。

永山竜樹を締め続けたガリゴスが”疑惑の判定”にSNSで声明「私は自分の意見を言っただけだ」【パリオリンピック柔道】

 パリ五輪の柔道男子60キロ級準々決勝で永山竜樹を疑惑の判定の末に破ったフランシスコ・ガリゴス(スペイン)が29日、自身のSNSで声明を発表した。

 準々決勝では主審が「待て」を宣告した後も、ガリゴスが6秒間にわたって締め続け、永山は失神。技が決まったとみなされ、ガリゴスが片手締めで一本勝ちとなった。

 この不可解な判定に日本のファンの怒りは収まらず。ガリゴスが表彰台でメダルをかじった写真のインスタグラム投稿には、日本語で「審判団は誤審を認めた。あなたは謝らないの?」「人間性を疑います」「日本人はみんなあなたが嫌いです」などと批判や中傷コメントが殺到する事態となってしまった。

 これを受け、ガリゴスはストーリーズに声明を投稿。「永山(日本)との試合後、コメントをいただいたので、私からも言わせていただきたい。試合中は集中することを心がけているが、シャン・ド・マルスでは審判の声が聞き取りにくい。私は相手を傷つけたいと思ったことはないし、柔道の価値観に反したこともない。私は自分の意見を言っただけです」と主張した。

 永山も同日、インスタグラムで「準々決勝に関しては、お互い必死に戦った結果なので、ガリゴス選手への誹謗中傷などは控えて頂きたいです。審判の方も判断の難しい状況だったと思います。敗戦後に抗議をして握手に応じれなかったことは申し訳なく思っています」と呼びかけた。