先制アシストなど攻撃面で寄与、大畑歩夢が感じるパリ五輪の雰囲気「普通の遠征ではない」

AI要約

U-23日本代表DF大畑歩夢(浦和)はパリオリンピック初戦で2得点に関与し、隠れた功労者として活躍した。

大畑は先制点をアシストし、後半18分にはクロスから3点目を演出。試合をリードし、球際でも強さを見せつけた。

大畑は中2日での試合にも気合が十分で、次戦・パラグアイ戦に向けてプレッシャーを感じつつも突破を目指す意気込みを語った。

先制アシストなど攻撃面で寄与、大畑歩夢が感じるパリ五輪の雰囲気「普通の遠征ではない」

 パリオリンピック初戦快勝の隠れた功労者だ。U-23日本代表DF大畑歩夢(浦和)は初戦・パラグアイ戦で2得点に関与。後半35分の途中交代まで奮闘を続けた。中2日での試合には「きついけどやるしかない」と語った。

 先制点をアシストし、流れを作った。前半19分、FW斉藤光毅から鋭いスルーパスが出た。「光毅がうまく背後に流してくれて、自分は追いついて出すだけだった」。左サイドの深い位置から折り返すと、MF三戸舜介のゴールにつながった。

 1-0で迎えた後半18分、大畑は左サイドからクロス。ニアサイドの斉藤が収めてふわりと浮き球を放つ。ファーサイドの三戸のヘッドで2-0と点差を広げた。

 得点とともに勢いを増す日本は後半25分にMF山本理仁が3点目を沈め、その3分後に3枚替え。大畑はこのタイミングで下がった。

 南米王者を相手に要所の球際でも強さを見せつけた。17日の親善試合・フランス戦の経験が大きかったという。「(フランスは)スピードも違うし、一人ひとり能力も全然違った。本当にやれてよかった」。総仕上げとなった優勝候補との練習試合が、本大会でまさしく生きた形となった。

 パリ五輪が開幕したものの、試合が行われる地がパリではないことで、そこまで実感はないという。普段の海外遠征との違いは「注目度くらい」とシンプルに答えつつも、「そんなに多くはないと思っているけど、普通の遠征ではないというのはある」。大畑なりに五輪の雰囲気を感じ取っていた。

 中2日で迎える27日の第2節・パラグアイ戦に向け、気合いは十分。「やっぱり次に勝たないと結局意味がない。そこのプレッシャーはある」。グループリーグ突破を懸けた大一番に臨む。