【五輪柔道】「これは殺人行為だ!」主審の”待て”も絞め技を続け、永山竜樹が失神一本負け!公開された映像に疑念の声

AI要約

パリ五輪の柔道男子60kg級で起きた物議のある出来事が話題に。永山竜樹選手が試合中に失神し、審判の判定に疑問の声が広がっている。

永山選手は締め技に耐えていたが、審判が「待て」とコールした後も相手選手が攻撃を続け、結果的に永山選手が失神してしまった。これが一本と宣言され、物議を醸している。

永山選手は厳しい状況の中で講義の態度を示し、抗議もされたが結果は覆らなかった。国際柔道連盟も一本判定を支持し続け、試合続行の決定が下された。

【五輪柔道】「これは殺人行為だ!」主審の”待て”も絞め技を続け、永山竜樹が失神一本負け!公開された映像に疑念の声

 27日、パリ五輪の柔道男子60kg級で物議!永山竜樹(28)が準々決勝、23年の世界選手権王者ガルリゴス(スペイン) の絞め技に耐えていたが、そこで主審は「待て」。通常はここで選手は攻撃をやめるべきだが、以降も締め技を続け、6秒後に永山は失神。それを主審は「一本!」と宣言した。

 永山は試合上から降りず講義の態度を示し、鈴木桂治監督らが審判団に抗議をしたものの覆らなかった。

 YouTube動画では主審が「待て」も絞め続ける選手に注意せず、永山は6秒後に失神。視聴者からは「これは失格」「なぜ勝利?」「殺人行為」と多くのコメントが溢れた。

 永山は試合後のインタビューで「締め技を堪えていたが、待てが入り、気を抜いた瞬間、しっかり絞技が入ってしまった」と答えている。柔道はもちろん、武道や格闘技は「待て」が入って攻撃を続けるのは大変危険で反則となる。プロ格闘技なら打撃、締め、関節技ともに「待て」の後にも攻撃を続けると選手生命に関わる場合もあり得る。それでも攻撃をやめずに相手を失神させようものなら反則負けまたは無効試合、さらに罰金を加算されるだろう

 それがなぜ勝ちに。永山の一本負けが決まった後、その場で講義を続けたことは「厳重注意」を課せられたがガルリゴスでは注意は与えられなかった。

 報道では日本サイドが正式に抗議し、映像でも待ての後の6秒間は確認したが国際柔道連盟(IJF)は、「最も近くで見ている主審が落ちたと判定した」と一本は覆えらなかった。また鈴木監督によると、「待て」はあの場面で出すタイミングではなかったと間違いと認めたとのことだが、結果は覆らず。永山は気を取り直して敗者復活戦に勝ち上がり銅メダルを獲得。永山に勝利したガルリゴス準決勝で敗れ、永山と同様に銅メダルとなった。