開幕前に軽度の太もも痛で練習満足に詰めず… 「それを引きずっていたとは思わない」 金メダル候補の江村美咲、3回戦敗退も涙こらえ【パリ五輪】

AI要約

金メダル候補の江村美咲がフェンシング女子サーブル個人で敗退

負傷の影響や調整の不足が敗因とされる

日本の期待のエースがリベンジならず、旗手としても期待されたが敗れる

開幕前に軽度の太もも痛で練習満足に詰めず… 「それを引きずっていたとは思わない」 金メダル候補の江村美咲、3回戦敗退も涙こらえ【パリ五輪】

 ◆パリ五輪・フェンシング女子サーブル個人(29日、グランパレ)

 金メダル候補の江村美咲(立飛ホールディングス)=大分市出身=が3回戦に臨み、韓国選手に7―15で敗れた。序盤から相手にリードを許す展開。じわりと点差を広げられて、最後は攻めに出たところを突かれて屈した。敗戦直後にはマスクをとり、左手で顔を覆うシーンもあった。

 江村は「負けた試合は(ポイントを)取り急いでしまった。1試合目から取り急ぎが目立って、2試合目までに修正したかったんですけど、それができなくて…。脚もこう、もっともっと動いて戦わなきゃいけないのに、どうしても足が止まってしまった。それがなんでかっていうのは、ちょっと今はもうまだ自分で分かっていない部分ではある」と振り返った。

 開幕前に軽度の太ももの負傷があったという。「ちょっと軽いハプニングとかもあった。でも全然、試合には間に合わせて調整できた。ちょっと軽いけがというか、本当にひどくないんですけど、けが手前ぐらいの痛みがあって。最後にもっと詰めて練習できるかなと思ってた部分で、休まざるを得なかった部分はあった。それを引きずってたとは思わない」と言い切った。

 2021年の東京五輪に続く2度目の出場。同五輪では3回戦で姿を消したリベンジはならなかった。22、23年の世界選手権を連覇するなど、日本フェンシング界のエースだ。今大会では旗手も担うなど日本の「顔」として、金メダルの期待が集まっていた。

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