無所属GKデ・ヘアのジェノア加入は実現せず?…“非現実的”な給与要求で交渉ストップか

AI要約

元スペイン代表GKダビド・デ・ヘアの去就は未定であり、新天地を見つけられるか不透明な状況が続いている。

イタリアのジェノアがデ・ヘアの獲得に興味を示しているが、選手側の高額な要求により交渉が停止しており、代替案の検討が始まっている。

デ・ヘアはマンチェスター・ユナイテッドを退団して1年以上も無所属状態が続いており、2024-25シーズンの開幕に向けて新クラブを見つける難題が立ちはだかっている。

無所属GKデ・ヘアのジェノア加入は実現せず?…“非現実的”な給与要求で交渉ストップか

 元スペイン代表GKダビド・デ・ヘアの去就は依然として不透明なようだ。28日、イギリスメディア『スカイスポーツ』やスペイン紙『アス』が伝えている。

 現在33歳のデ・ヘアはアトレティコ・マドリードの下部組織出身で、2009年夏にトップチーム昇格を果たした。2011年夏に加入したマンチェスター・ユナイテッドでは約12年間に渡って正守護神を務め、公式戦通算545試合に出場し、合計8つのタイトル獲得に大きく貢献。この間はスペイン代表でも正GKに定着し、FIFAワールドカップとEUROを2度ずつ経験するなど、国際Aマッチ通算45試合に出場した。

 しかし、2022-23シーズン終了後にマンチェスター・ユナイテッドとの契約満了を迎えると、その後は新天地が見つからず無所属に。そんななか、セリエAのジェノアが今夏にインテルへ移籍したスペイン人GKジョゼップ・マルティネスの後釜に据えるべく、デ・ヘアの獲得に興味を示していることが伝えられた。

 しかし、同選手が2024-25シーズンの新戦力としてジェノアに加入する可能性は現時点でそれほど高くはないという。報道によると、選手サイドとクラブの間では2026年6月末までの2年契約締結に向けた話し合いが行われていたが、現在は選手サイドが「非現実的な給与額」を要求したために交渉が停止しているとのこと。すでにジェノアは代替案として複数選手のリストアップを開始しているようだ。

 昨年夏のマンチェスター・ユナイテッド退団以降、1年以上も無所属の状態が続いているデ・ヘア。2024-25シーズンの開幕が迫るなか、新天地を見つけることはできるだろうか。今後の動向に注目が集まる。