【レパードS】じっくりと立て直したサトノフェニックス 西園正調教師「掛かる馬じゃないから(距離は)こなせる」

AI要約

サトノフェニックスはUAEダービー取り消し後、坂路で追い切りを行い、距離適性を模索している。

1800メートルは初めての距離だが、血統的に兄達がダートや障害戦で成功しており、期待が持てる。

3歳ダート戦線での活躍が期待されるサトノフェニックスは、休み明けでも侮れない存在だ。

【レパードS】じっくりと立て直したサトノフェニックス 西園正調教師「掛かる馬じゃないから(距離は)こなせる」

◆第16回レパードS・G3(8月4日、新潟競馬場・ダート1800メートル)

 3月のUAEダービーは取り消しとなったサトノフェニックス(牡3歳、栗東・西園正都厩舎、父ヘニーヒューズ)は、25日に和田竜二騎手が騎乗して栗東・坂路で51秒6―12秒6でいっぱいに追われた。西園正調教師は「上がりを伸ばす感じでやりました。いい動きをしていたね」と満足げな表情を浮かべていた。歩様の乱れで前走を取り消したが、じっくりと間をあけて立て直してきた。

 1800メートルは今回が初めてだが、半兄ショウナンアーチーは障害戦で活躍。全兄サンライズジャストもダート1700~1900メートルで勝っており、血統的にこなせる下地はある。「初めての1800メートルで距離適性を見たい。掛かる馬じゃないから、こなせると思っている」とトレーナー。昨年の兵庫ジュニアグランプリでは鼻差の2着だったように、3歳ダート戦線で上位の力は持っている。休み明けでも侮れない一頭だ。