【柔道】阿部詩の衝撃敗退をフランスはどう報じたか 女王へのリスペクトが感じられる記事

AI要約

21年東京五輪の金メダリスト阿部詩がパリオリンピックで2回戦敗退し、連覇の夢が絶たれたことが報じられている。

フランスの新聞は、阿部詩の敗戦を大きく取り上げ、彼女の姿を青い柔道着で涙ながらに畳から立ち去る様子を伝えている。

フランスの柔道ファンや観客が阿部詩に後押しをしており、彼女の偉大さとリスペクトが記事から伝わってくる。

【柔道】阿部詩の衝撃敗退をフランスはどう報じたか 女王へのリスペクトが感じられる記事

<パリオリンピック(五輪):柔道>◇28日◇女子52キロ級2回戦◇シャンドマルス・アリーナ

 2回戦敗退で2連覇の夢がついえた21年東京五輪の金メダリスト阿部詩(24=パーク24)の衝撃の敗戦を、開催国フランスのレキップ紙(電子版)が、大きく伝えている。

 地元フランス勢の各競技での躍進を大きく伝える記事が並ぶ中、青い柔道着で畳に膝を突く女王・阿部詩の写真とともに、次のように書いている。

 「連覇を狙った金メダル候補の日本人、アベウタは、パリオリンピックはベスト16で敗退」の見出し、続けて冒頭に「52キロ級のオリンピックチャンピオンであるアベウタは、日曜のパリオリンピックで2試合目で敗退した。日本人女性は涙を流し、数分かけて畳から立ち去った」と書いた。

 柔道が強く、人気があるフランスでの阿部詩の知名度、女王へのリスペクトが感じられる記事だった。

 「彼女は畳の上で長い間うずくまったまま、立ち上がろうともがいた。日本人コーチは立ち上がるのを手伝い、歩くことさえ手伝わなければならなかったほどだ。『ウタ! ウタ!』と応援する大勢の観客が後押しした」

 この記事に、ユーザーから「偉大なチャンピオンである彼女が敗北後、これほど打ちひしがれるのを見ることは本当に心が痛む。ただ、この苦難を乗り越えることができる」などと、後押しするコメントがついた。