阿部詩、「自分が弱いという気持ち。うまく対応しきれなかった」「全てを懸けて、この日のためにやってきた」パリオリンピック柔道
パリ五輪柔道女子52キロ級で連覇を目指した阿部詩が2回戦で1本負けを喫し、メダル獲得を果たせず号泣し控え室に下がった。
阿部詩は敗戦後、相手の技に対応できなかったことを悔やみ、勝てなかったことへの弱さについて語った。
阿部詩は五輪に全てを懸け、終わった後に冷静さを保てなかった感情を吐露した。
◇28日 パリ五輪 柔道女子52キロ級
連覇を目指した阿部詩(パーク24)が2回戦で1本負けを喫し、メダルを手にすることができなかった。敗戦後に畳を降りても号泣し、コースに付き添われながら控え室に下がった。
その後、報道陣の取材に「五輪という舞台で勝ちきれなくて自分が弱いという気持ち。投げられた場面は最初にポイントを取って、その後にもう一つ取らないという思いだったが、相手の技がうまくて対応しきれなかった」と振り返り、「五輪という大会に全てを懸けて、この日のためにやってきた。終わった時は冷静さを保てなかった」と話した。
2回戦ではウズベキスタンの選手で谷落としを決められて1本負けした。