柔道金メダル角田夏実、流れた君が代にボロボロ涙 広がる感動「美しすぎる涙」「じーんときた」

AI要約

柔道女子48キロ級で角田夏実が金メダルを獲得し、涙を流す姿が感動を呼んだ。

角田は世界ランク4位で、3連覇の経歴を持つ強豪選手だった。

31歳で五輪初出場の角田は、階級変更後の努力が実を結び、金メダリストとなった。

柔道金メダル角田夏実、流れた君が代にボロボロ涙 広がる感動「美しすぎる涙」「じーんときた」

 パリ五輪は27日、柔道女子48キロ級決勝で角田夏実(SBC湘南美容クリニック)がバーサンフー・バブードルジ(モンゴル)に優勢勝ちで、金メダルを獲得。日本勢の今大会メダル1号とともに、夏季五輪の日本勢通算500個目のメダルとなった。表彰式で君が代が流れ、日本国旗が掲げられると思わず大粒の涙を流した。

 金メダルを首にかけ、表彰台の真ん中に立った角田。国歌が流れ、日の丸が掲揚されるとこみ上げる想いをこらえることができなかった。頬をつたう大粒の涙を何度も手で拭った。その後は笑顔で他のメダリストと抱擁。健闘をたたえ合った。中継局のインタビューで「君が代が流れて、国旗が上がっていく時にじわーっと来た。ここを目指して頑張って来た」と胸中を吐露。「本当にきつい時が多かったので、もう戻りたくない(笑)」と語った。

 中継を見たX上のファンからは「優勝が決まった瞬間も真剣な表情を崩さずキリッとしてたけど、表彰式で日本国旗がいちばん高い所にのぼって君が代流れた瞬間ボロボロ泣いてるの見てもらい泣きした」「美しすぎる涙」「表彰式での君が代と涙にもらい泣き」「ほとんど表情を変えることはなかったのに、君が代が流れ始めてから涙を流す姿を見てじーんときた」と感涙の声が上がっていた。

 2021年から世界選手権3連覇女王で、世界ランク4位の角田は1回戦からオール一本勝ち。準決勝はタラ・バブルファト(スウェーデン)とゴールデンスコアに突入し、6分55秒の激闘の末に指導3つによる相手の反則負けで決勝進出した。この時点で銀メダル以上が確定。そして迎えたバブードルジとの決勝でも勢いは止まらず。残り1分で巴投げで技ありを奪取。そのまま最後まで踏ん張り、メダルの色を金にしてみせた。畳を降りるとコーチと抱き合い、涙した。

 千葉・八千代市出身。31歳にして五輪初出場。東京五輪後に階級を52キロ級から48キロ級に変更し、遅咲きの苦労人が金メダリストになった。