イタリア選手、パリ五輪開会式中にセーヌ川に指輪落とす 妻に謝罪

AI要約

イタリア陸上選手がパリ・オリンピックで結婚指輪をセーヌ川に落とす

指輪を失った選手は妻に謝罪しつつ、川の底で永遠に残るだろうと述べる

妻に呼びかけ、もう一度結婚する理由になると提案する選手

イタリア選手、パリ五輪開会式中にセーヌ川に指輪落とす 妻に謝罪

 パリ・オリンピックの陸上男子走り高跳びに出場するイタリアのジャンマルコ・タンベリ選手(32)は27日、開会式のパレードの最中に結婚指輪をセーヌ川に落としたと明らかにした。

 ネット交流サービス(SNS)への投稿で、妻に謝罪しつつ「なくすとしてもこれ以上すばらしい場所は想像できない。愛の街(パリ)を流れる川の底に永遠に残るだろう」と書き込んだ。

 26日の開会式ではボートに乗った各国選手団がセーヌ川を約6キロにわたりパレードした。

 タンベリ選手は「雨のせいか、ここ数カ月でやせすぎたせいか、熱意を抑えられなかったせいか。おそらくそのすべてのせいで、指輪が飛んでいくのが見えた。イタリア国旗をできるだけ高く掲げようとしていてなくしてしまった」と説明。

 妻に対して「もしよければ君の分(指輪)もあの川に投げ込もう。そうすれば(2人の指輪は)ずっと一緒にいられるし、君ともう一度結婚する理由になる」とSNSで呼びかけた。

 タンベリ選手は東京五輪の金メダリスト。パリ五輪の開会式では旗手を務めた。【パリ金子淳】