アンチェロッティ、エンバペの起用法を心配せず「私は選手たちに自由を与える。鍵を握るのは状況に応じた流動的なプレーだ」 | ラ・リーガ

AI要約

レアル・マドリードのアンチェロッティ監督がFWキリアン・エンバペの起用法について語っている。エンバペの動きをヴィニシウスやベリンガムとどう組み合わせるかが注目されている。

アンチェロッティ監督は、選手たちの流動性を強調し、前線の選手たちがポジションを柔軟に交代することの重要性を説く。彼らの自由な動きが攻撃において重要だと語っている。

アンチェロッティ監督はエンバペの位置決めよりも、アタッカーたちの流動性を重視しており、チームにおける適応力や創造性が重要だと述べている。

アンチェロッティ、エンバペの起用法を心配せず「私は選手たちに自由を与える。鍵を握るのは状況に応じた流動的なプレーだ」 | ラ・リーガ

レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督が、FWキリアン・エンバペの起用法について語っている。

今夏にエンバペを獲得したレアル・マドリードだが、同選手が得意とする左サイドから内に切れ込むプレーはFWヴィニシウス・ジュニオールの動きと重なり、またMFジュード・ベリンガムが飛び出すスペースがあるのか、FWロドリゴをベンチに置くのか……と、アンチェロッティ監督が前線のピースをどうはめ込むのかに注目が集まっている。

そうした中でイタリア人指揮官は、チェルシー時代の教え子ミケル・ジョン・オビ氏のポッドキャスト番組“The Obi One ”に出演。エンバペとほかのアタッカーを共存させることについて、手掛かりとなるような発言をしている。

「彼は前線で、オープンな形で攻撃を仕掛けるだろう。ピッチの横の長さが68メートルで、私たちはその68メートルをアタッカーたちで埋めなければならない……。いや、正直に言うと、そんなことは考えていないのだがね」

「エンバペをチームに当てはめることは問題にならない。先に彼が発言した内容は重要だ。そう、彼の方がチームに適応するんだよ。各選手はその才能とクオリティーをチームのために使わなくてはいけない」

アンチェロッティ監督は、前線の選手たちが流動的に動く必要性を説いた。

「昨季、ヴィニシウスがどこでプレーしていたかって? ヴィニは左ウィングでプレーしていなかった。良い攻撃を仕掛けるために最も重要なこと、それは選手たちの流動性だ」

「ヴィニはときに左サイドで、ときに中央でプレーする。ベリンガムもときに左サイドでプレーし、ときに中央、さらには右サイドにも顔を出した。ロドリゴについては、大体の試合で右サイドからプレーを始めるものの、途中で左サイドにポジションを変えたりしている。こうした流動性、ボールを持ったときの創造性は大切だ」

「私は選手たちに自由を与えたい。選手たちはゲーム上の状況をしっかり管理できるようにならなければならない。シティとの試合では、ロドリゴとヴィニシウスがどちらも左でプレーしていたが、それはそうプレーした方が優位性を生かせると考えたからだ」

「だからこそ、私たちはキリアンがどこでプレーするかという心配をしていない。彼とは、まだそうしたことについて話していないんだよ。重要なのはアタッカーたちの流動性だ」