ソフトバンク・山川穂高 後半戦初戦で一発 ブーストの兆し

AI要約

ソフトバンクは後半戦初戦で5-1でオリックスを下し、山川穂高の2ラン本塁打が決勝点となった。

山川は不振から脱出し、リーグトップの本塁打数を誇る存在として復調の兆しを見せている。

小久保監督からの助言を受け、オールスターゲーム後、山川は3ラン本塁打を放ち、復調への手応えを感じていた。

ソフトバンク・山川穂高 後半戦初戦で一発 ブーストの兆し

 ◇○ソフトバンク5―1オリックス●(26日・みずほペイペイドーム)

 後半戦の初戦も主砲の一発で始まった。ソフトバンクの4番・山川穂高が一回に先制の2ランを放ち、「自分のスイングとタイミングで、いいバッティングができた」と喜んだ。

 オリックスの先発はエースの宮城大弥だった。ただ、今季の開幕戦に加え、今月10日の前回対戦でも本塁打を放っていた。そして、この日は変化球で追い込まれた後の4球目、低めの速球をすくいあげると、打球は左翼スタンドに達した。

 今季は本塁打数14本と、リーグトップでシーズンを折り返しはした。だが、6月は0本塁打に終わるなど不振に陥っていた。

 そんなさなか、前半戦を終えると、オールスターゲームを控え、全パのコーチとしてベンチに入った小久保裕紀監督らとともに食事へ行った。自らも全パの一員に選ばれていたが、その席で小久保監督から「どうやったらバットが走るか」という助言をもらった。そして、第1戦には左翼席上段に達する豪快な3ランを放ち、復調の兆しを見せていた。

 そして、迎えた後半戦でいきなり本塁打。「いいスタートが切れました」と語った大砲は、リーグ制覇に向けて好感触を取り戻しつつある。【林大樹】