ソフトバンク山川穂高 指揮官との対話生かした特大3ラン オールスターの試合中も確認「後半戦の弾みに」

AI要約

ソフトバンクの山川穂高がオールスターゲームで3ランホームランを記録し、チームを勝利に導く

山川選手は指導者からの助言を受け、練習を積んでいたことが功を奏した

山川選手は敢闘選手賞も受賞し、後半戦に向けての活気づけるホームランとなった

ソフトバンク山川穂高 指揮官との対話生かした特大3ラン オールスターの試合中も確認「後半戦の弾みに」

 ◆マイナビオールスターゲーム2024 第1戦・全パ6―11全セ(23日、エスコンフィールド北海道)

 お祭りムードを一気に盛り上げた。ソフトバンクの山川穂高がダイヤモンドを一周すると、ベンチ前で「どすこい!」。全パの選手も飛び出して一緒にポーズを取り、観客も交じった「どすこい!」の声が響き渡った。

 途中出場から8回1死一、三塁の第2打席。広島・栗林良吏の真っすぐを捉えた。「打った瞬間(行方を)見る必要がないぐらいの打球だった。完璧でした」。球宴では2年ぶり通算3号の3ラン。左翼2階席に飛び込む圧巻の当たりだった。

 北海道入りした22日、小久保裕紀監督と球宴出場選手とで食事会が開かれた。「どうやったらいいポイントでバットが走って、そのためにはどういう練習をした方がいいかまで話せた」。シーズンでは不振に苦しむ山川が、初めて指揮官から技術的な指導を受けた。「前半の方は出ていなかったので、空き時間に室内で試しながら」。球宴の試合中も汗を流し、打席で即結果を残した。

 敢闘選手賞も受賞。「オールスターとはいえ後半戦の弾みになればいい。こういうホームランは乗っていける」とうなずいた。(小畑大悟)