尾県団長「最高のパフォーマンスを」 仏鉄道の混乱、影響なし〔五輪〕

AI要約

パリ五輪開会式を前に、日本選手団団長と副団長が記者会見。日本勢は史上最多の400人以上がエントリーし、金メダル20個、総数55個を目標に掲げる。

フランス国内の高速鉄道被害で運行に混乱が生じる中、日本選手団の移動に目立った問題はなく、開会式に予定通り参加。心のケアの専門家も同行している。

ウェルフェアオフィサーが相談を受け、深刻な問題はないとの報告。日本選手団は安全を意識し、決起集会で注意喚起を行っている。

 【パリ時事】パリ五輪開会式を前に日本選手団団長と副団長が26日、パリ市内で記者会見した。

 尾県貢団長は「いよいよ本日開幕する。私も日々、高揚感が高まっている。最高のパフォーマンスを皆さまにも届けたい」と期待を語った。日本勢は海外開催の五輪で史上最多の400人以上がエントリー。メダルは金20個、総数55個と国外大会の最多記録更新を目標に掲げる。

 26日はフランス国内の高速鉄道が放火などの被害を受け、運行に混乱が生じた。尾県氏は、日本選手団の移動に目立った問題は起きていないと説明した。日本選手団によると、オンラインで開く「決起集会」では危険な場所に近づかないよう注意喚起しつつ、セーヌ川が舞台となる開会式には予定通り参加する。

 日本選手団には心のケアの専門家「ウェルフェアオフィサー」が同行している。谷本歩実副団長は既に何件かの相談があったことを明かし、「深刻なものではないと聞いている」と話した。