【ラグビー7人制】フランス熱狂!国民的英雄デュポン登場でドロー発進 8万人収容競技場は超満員
フランスは地元で開催されるパリオリンピックのラグビー7人制でアメリカと引き分ける
フランス代表主将のデュポンが活躍し、競技場は8万人の観衆で満員状態
100年ぶりのパリ五輪のスタートに熱狂が湧き、金メダルを目指すフランスの戦いが始まった
<パリオリンピック(五輪):ラグビー7人制・フランス12-12アメリカ◇24日◇男子1次リーグC組◇フランス競技場
【パリ=松本航】地元の大声援を受けたフランスは、引き分け発進となった。
前半4分に左大外に展開して先制トライ。前半を5-7で折り返し、後半1分に逆転した。しかし、同点トライを献上。最後は相手が中盤で蹴り出し、競技場はブーイングに包まれた。
今大会には15人制のフランス代表主将を務めてきたアントワーヌ・デュポン(27=トゥールーズ)が参戦。15人制で21年の世界年間最優秀選手に選ばれた国民的スターで、この日もメンバー発表時に、ひときわ大きな声援が送られた。
デュポンはボールの近くでプレーしながら、タックルでノックオンを誘ってピンチの芽をつんだ。7人制ではラインアウトのスローも担当し、15人制とは違ったシーンも見られた。
会場は約8万人収容のフランス競技場。この日は午後3時半(日本時間同10時半)の競技開始から多くの観衆が席を埋め、フランスの登場で超満員。ボルテージは最高潮となった。
今大会に向けては日本代表も8万人近い大歓声を想定し、意思疎通を迅速に行うジェスチャーを用意するなど、準備を進めてきた。
100年ぶりのパリ五輪。そのスタートにふさわしい熱狂で、金メダルを目指すフランスの戦いが始まった。