セリーヌ・ディオン、パリ五輪開会式のため現地入り スティッフパーソン症候群の闘病中

AI要約

米映画「タイタニック」の主題歌などで知られる歌手セリーヌ・ディオンが、パリ五輪の開会式でパフォーマンスを行うため現地入りしたことが報じられた。

ディオンは神経系の疾患であるスティッフパーソン症候群と闘病中で、開会式での出演がステージ復帰となる見通し。

他にもレディー・ガガら複数の大物アーティストがサプライズ出演する可能性があり、開会式に注目が集まっている。

セリーヌ・ディオン、パリ五輪開会式のため現地入り スティッフパーソン症候群の闘病中

 米映画「タイタニック」の主題歌などで知られる歌手セリーヌ・ディオン(56)が23日、パリ五輪(26日開幕)の開会式でパフォーマンスを行うため、現地入りしたことが分かった。

 22年12月に神経系の疾患スティッフパーソン症候群と診断されたことを公表して闘病しているディオンは、開会式でパフォーマンスを行ってステージ復帰すると複数のメディアが報じている。ディオンは1曲だけの出演になる予定で、出番は数分になるとみられている。

 ディオンは開会式を前にパリ入りしたと伝えられており、老舗ホテルの「ル ロイヤル モンソー ラッフルズ パリ」の前でファンにサインをしたり、手を振るなどする様子がキャッチされた。開会式でのパフォーマンスが実現すれば、96年のアトランタ五輪以来、28年ぶり2度目となる。

 英BBCによると、マクロン仏大統領はディオンの出演について明言を避けたものの「開会式でパフォーマンスを披露するなら素晴らしいニュース」だと話しているという。

 筋肉のけいれんを引き起こすスティッフパーソン症候群と闘うディオンは、病気を公表して以降はツアーもキャンセルして治療に専念している。しかし今年に入って、グラミー賞授賞式にプレゼンテーターとしてサプライズ登場し、その後も闘病生活を追ったドキュメンタリー「アイ・アム・セリーヌ・ディオン~病との闘いの中で~」の上映会にも出席して10分間に及ぶ感動的なスピーチをしていた。

 英BBCによると、ディオン以外にも米歌手レディー・ガガら複数の大物アーティストがサプライズ出演する可能性があるという。ガガも22日にパリ入りしており、開会式への出場が濃厚だといわれている。他にも仏歌手アヤ・ナカムラの出演なども取りざたされている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)