「アーセナルの助けにならない」冨安健洋の再負傷で地元メディアも厳しい意見「常に起用できる選手のために資金化すべき」

AI要約

冨安健洋がアーセナルのアメリカツアーに帯同せず、ひざの負傷で治療に専念することが明らかになった。

アーセナル専門サイトは、冨安を売却し、代わりに別の選手を獲得するべきだとの意見を紹介している。

冨安のフィジカルコンディションに対する懸念がある中、クラブは彼の早期復帰を望んでいる。

「アーセナルの助けにならない」冨安健洋の再負傷で地元メディアも厳しい意見「常に起用できる選手のために資金化すべき」

 実力は申し分ない。ピッチでの実績は確かだ。問題は、そのピッチにどれだけ立てるかにある。

 アーセナルは冨安健洋がひざを負傷し、アメリカツアーに帯同させないとの決定を明らかにした。詳細は不明だが、日本代表DFはイングランドに残って治療にあたる。

 加入1年目のシーズン後半戦以降、冨安が度重なるケガで戦列離脱を繰り返してきたのは周知のとおりだ。最終ラインのあらゆるポジションを高いレベルでこなせる万能性もあり、ミケル・アルテタ監督や周囲の評価は高い。だが、肉体的な問題への懸念が小さくないことも確かだ。

 アーセナル専門サイト『Just Arsenal』は、「トミヤスはアーセナルにリッカルド・カラフィオーリを獲得してからもフェルディ・カディオールを狙う完璧な理由を与えたのだろうか?」と、冨安を売却するほうがクラブにとって良いとの意見があることを紹介した。

「理想を言えば、カラフィオーリが加入すれば、別のDFを求める必要はないだろう。だが、トミヤスがひざを負傷し、アメリカツアーに帯同せず、治療のためにロンドンに残るとの知らせは、カディオールのような柔軟なSBを獲得する理由となるかもしれない」

 さらに、「継続的に治療台に乗っていることは、まったくアーセナルの助けにならない。我々は負傷がちなトーマス・パーテイにこだわって代償を払った(デクラン・ライスとジョルジーニョの加入前にチームは彼不在で苦しんだ)。トミヤスをとどめるよりも、信頼できて常に起用できる選手のために、彼を資金化すべきだ」と続けられている。

「早期復帰が期待されるが、確実なことは何もない。ケガで数か月の離脱となるかもしれない。誰にも分からないではないか。獲得可能なカディオールという、卓越したトミヤスの代役がいるのはポジティブな知らせだ。クラブは彼を注視してきた。負傷した日本のスターのように、両SBをこなすことができると知っている」

 昨季途中に契約を延長し、北ロンドンでの4シーズン目に臨む冨安。フィジカルの心配が無用となり、シーズンを通じて存分に力を発揮できるようになることを、誰もが願っているはずだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部