伊藤洋輝の獲得は「はい、みんな賛成ね」…バイエルン名誉会長が監査役会議を振り返る

AI要約

バイエルン・ミュンヘンのウリ・ヘーネス名誉会長は、今夏に加わった新選手の獲得についてコメント。

オリーズや伊藤の獲得について頼り切ったスポーツディレクターの決定と即座に容認された伊藤の取得について明かす。

パリーニャの獲得について堅実なプレーとポジションについて言及。

伊藤洋輝の獲得は「はい、みんな賛成ね」…バイエルン名誉会長が監査役会議を振り返る

バイエルン・ミュンヘンのウリ・ヘーネス名誉会長は、今夏に加わった日本代表DF伊藤洋輝やフランス五輪代表MFミカエル・オリーズらの獲得を振り返った。ドイツ『シュポルト1』がコメントを紹介している。

元CEO(最高経営責任者)のカール=ハインツ・ルンメニゲ氏とともに、会長としてバイエルンを欧州屈指のビッグクラブに導いたヘーネス氏。今も監査役会の役員の1人として、新選手の獲得を容認するなど補強にかかわっている。

そんなヘーネス氏だが、今夏にバイエルンが大金を投じたオリーズ(クリスタル・パレス)、伊藤(シュトゥットガルト)、ポルトガル代表MFジョアン・パリ―ニャ(フラム)の3人の獲得について言及。5300万ユーロ(約90.1億円)の移籍金が発生したと報じられるオリーズについて、次のように明かした。

「オリーズに関しては、我々は完全にマックス(エーバル取締役)とクリストフ・フロイント(スポーツディレクター)を頼り切った。私はこの選手をまったく知らなかったのだからね。イングランドでプレーしていることは知っていた。優れた選手だ。それに5000万、6000万(ユーロ)とかすると言うのなら、彼ら(エーバル取締役ら)に何か考えがあるかということだ。我々は彼らに大きな信頼を寄せている」

一方で、伊藤の獲得に関しては監査役会より即座に容認されたとのこと。ヘーネス氏は「イトウの名前が出た。ドカーン。はい、みんな賛成ね。ピリオド(決まりだ)」と表現しながら当時の会議の模様を振り返った。ブンデスリーガでの活躍を目にしていたため、一部のメディアで伝えられていた2500万ユーロ(約42.5億円)のバイアウト条項の行使がスムーズに決定したようだ。

なお、移籍金は5000万ユーロ(約85億円)とされるパリ―ニャについてヘーネス氏は「彼の名前は去年にも出ていたからね」と指摘。「(EUROでは)とても堅実なプレーをしていた。6番ポジションではスペクタクルなプレーをする必要はないし、守備ラインの前のスペースを塞がなければならない」と語っている。