4年ぶり出場の吉田拡郎、ブレークつかんだ水面でドリーム戦4カドダッシュ狙う【大村ボート・SG「第29回オーシャンカップ」前検日】

AI要約

2014年、吉田拡郎が神懸かり的な強さを見せ、オーシャンカップでSG初優勝。

今回は4年ぶりの出場で、11号機とのコンビネーションが期待される。

戦略として、内枠勢を一網打尽に仕留めるために攻撃力を最大限に活かす構え。

◇22日 SG「第29回オーシャンカップ」前検日(長崎県・大村ボート)

 さかのぼること10年前。2014年の吉田拡郎(42)=岡山=は、神懸かり的な強さを発揮していた。4月の当地62周年でのG1初優勝を皮切りに、7月には宮島G2を制覇。勢いそのままに臨んだまるがめの第19回オーシャンカップでSGの頂点にまで上り詰めた。ブレークのきっかけをつかんだ水面で行われる験のいい大会。4年ぶりの出場に「優勝を目指して精いっぱい走ります」と気合をみなぎらせる。

 今節の相棒は11号機。エンジンの初おろし前に行われた検定タイムはナンバーワンと、素性の良さは証明されている。「何もせず行きました。足合わせは河合(佑樹)君として出足は劣勢だったけど、伸びは優勢でした」とパワーは実感できている。迎えるドリーム戦は4号艇。「出足は気にせず、できるだけ伸びに振っていこうと思っている。チルトはマイナスだったので、跳ねて乗ってみたい」と一撃仕様に磨きをかける腹づもりだ。

 キャリアを重ねて道中の立ち回りにも隙はないが、伸びを生かした高い攻撃力こそが本来の持ち味。絶好の4カドから狙うは特大ホームラン。スタート一気の”拡郎ダッシュ”で内枠勢を一網打尽に仕留めてみせる。