【熊本競輪・再建記念FⅠ】松本秀之慎が「ノシン」コールを力に初の地元戦でV

AI要約

松本秀之慎が地元初参戦で初Vを果たし、5回目の1、2班戦優勝を地元で達成。

レース展開が頭になかったが、内を選択し、半田誠に先着して優勝。

力になったファンの声援に感謝し、S級特進を目指して頑張る意向を示す。

【熊本競輪・再建記念FⅠ】松本秀之慎が「ノシン」コールを力に初の地元戦でV

<22日・熊本競輪・最終日>

  松本秀之慎が地元初参戦で初Vを果たした。最終日11R、後輩の半田誠マークから空いたコースを伸びて1着。自身5回目の1、2班戦優勝を地元で成し遂げた。

 熊本トリオの番手で臨んだ一戦。その他4車は全員が単騎というレースで、「水谷(好宏)さんが早めに叩きに来たのが予想外」と頭になかった展開となった。5番手で迎えた終3角では外を踏むか内を突くか、一瞬悩んだが、「外は厳しい。内でないと間に合わない。自分の感覚を信じた」と内を選択。「(半田)誠が伸びてくれたので、コースが空いた」と自分も脚を伸ばして、タイヤ差で半田に先着した。

 「ラインのおかげで勝てた」と前の半田と3番手を固めた中村雅仁に感謝。続けて、「本当に声援がすごかった。緊張したが、力になった。初日から味わったことない感じ」と応援してくれたファンに頭を下げた。「重圧で心が折れそうになることもあったが、応援があったからこそ2日目、3日目と気持ちで乗り越えることができた。選手紹介では『ノシン』コールをもらえた」。

 いずれは熊本を背負って立つ存在。「これからも優勝やS級特進を目指して頑張りたい。いずれはS級上位で戦えるように」。ファンのエールを糧に、目標へと近づいていく。