【熊本競輪】決勝進出の嘉永泰斗に笑顔なし 地元の先輩・中川誠一郎と中本匠栄を連れ込めず

AI要約

熊本競輪再建記念(F1)の2日目、S級決勝に進出した嘉永泰斗に焦点を当てた記事。

嘉永はラインを固めた相手選手を連れ込むことができず苦戦するも、地元からの期待に応えて決勝進出を果たす。

決勝では新たな連係を組んで南関本線と対戦し、地元サポーターからの声援を受けて大暴れする意気込み。

【熊本競輪】決勝進出の嘉永泰斗に笑顔なし 地元の先輩・中川誠一郎と中本匠栄を連れ込めず

 熊本競輪「令和6年能登半島地震復興支援競輪 熊本競輪再建記念(F1)」は21日に2日目を開催。22日の最終日、S級決勝12Rを走る嘉永泰斗(26歳・熊本=113期)に話を聞いた。

 熊本競輪再開を祝う大事な開催とあって最低でも決勝がノルマだった。2日目、準決12Rで1着を手にし目標は達成したが、そこに笑顔は無かった。なぜなら、ラインを固めた中川誠一郎と中本匠栄を連れ込むことができなかったからだ。

 道中は中団にこだわり、外併走の山崎芳仁に閉じ込められて苦しんだ。さらりと下げて立て直す判断もあったが、あえて中団にこだわった。「(前のレースで地元勢の)失格とかもあったし、変な方向に行ってしまわないようにと考えて緊張した。リスクを取りたくないこともあってああいう走りになりました。そのあとも焦ってキメて仕掛けた感じです」と振り返った。

 それでも、地元からは嘉永と緒方将樹の2人が勝ち上がった。決勝は緒方-嘉永と並び北井佑季率いる南関本線に立ち向かう。「将樹とは初連係。ダッシュが強烈なのでちぎれないことを考えて2人で頑張りたい」と地元の歓声を味方に付けて大暴れしてみせる。(netkeirin特派員)