空振りでティからボールが落ちた 次はどこから何打目?/ルールQ&A
ゴルフの新連載がスタート。第一回目はティショット編。力あまってティショットを空振り! 風圧でボールが揺れてティから落ちたが、ボールはまだティイングエリア内にある。
正しい処置は「1そのままプレー」、「3再ティアップしてプレー」。不正解は「2」。2018年までのルールでは「2」の処置が正しかった。
2019年のルール改正で、インプレーのボールがティイングエリアにある場合、そのままプレーか無罰で再ティアップが可能になった。
ゴルフルールの新連載がスタート。第一回目はティショット編。力あまってティショットを空振り! 風圧でボールが揺れてティから落ちたが、ボールはまだティイングエリア内にある。さてこの後の処置で正しいのはどれ?次は何打目になる?(複数選択可)
■1
空振りは1打。ティから落ちたボールはインプレーなのでそのままプレーできる。次は2打目。
■2
空振りは1打。ボールを拾って再ティアップして打った。(ボールを動かした1罰打は無しで)再ティアップの1罰打を加えて次は3打目。
■3
空振りは1打。無罰でティイングエリアの好きな場所に再ティアップして打ち直しできる。次は2打目。
【解説】
打ち気のある空振りによる風圧で落ちたボールはインプレー。1打目にカウントされます。2019年のルール改正で、インプレーのボールがティイングエリアにあるときは、そのままプレーかもしくは無罰で拾い上げて好きなところに再ティアップしてプレーできるようになりました(ゴルフルール規則6.2b)。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
すなわち、「1そのままプレー」、「3再ティアップしてプレー」のいずれも正解。唯一の不正解が「2」。2018年までのルールでは、拾い上げて再ティアップして打つ場合は、「2」の処置でした。(ルール解説&イラスト 小山混)
<ゴルフ規則>(抜粋)
*規則6.2b(6)
インプレーの球がティイングエリアにある場合。プレーヤーのインプレー の球がストローク後に(例えば、ティアップされた球を空振りした)、または救済を受けた後にティイングエリアにある場合、プレーヤーは次のこと ができる
・罰なしに球を拾い上げたり、動かす(規則9.4b例外1参照)。
・(2)に基づいて、ティイングエリアからティアップ、または地面から その球か別の球をプレーするか、球をあるがままにプレーすることもできる。