【楽天】藤井聖、球団左腕初7連勝で前半締め「セの人に誰って言われないよう」監督選抜で初球宴

AI要約

楽天藤井聖投手が前半戦最終戦で7連勝を達成し、試合を7回4失点でまとめた。

藤井聖投手は3回のピンチを乗り越え、ビジターでは無傷の7勝を挙げた。

藤井聖投手は4年目でブレークし、チームに今季初の貯金2をもたらした。

【楽天】藤井聖、球団左腕初7連勝で前半締め「セの人に誰って言われないよう」監督選抜で初球宴

<オリックス5-12楽天>◇21日◇ほっともっと神戸

 “負けない男”が、前半戦最終戦を白星で締めた。楽天藤井聖投手(27)が、球団左腕初の7連勝を達成した。5点リードの7回2死。オリックス森の右飛を小郷がキャッチすると、グラブをたたき、ゆっくりとした足取りでベンチに引き揚げた。8安打を浴びながらも7回4失点(自責2)で試合を作った。

 持ち味の粘りを発揮した。3回。森、太田に連打を浴びる。1死後、東洋大で同期だった中川に右前打でつながれて満塁のピンチを迎えた。打席には2回に2ランを被弾した杉本。ツーシームで狙いどおりに二ゴロ併殺に打ち取り、この回を無失点で切り抜けた。

 1軍初登板した2年目からビジターでは無傷の7勝と敵地では負け知らずだ。苦しみながら打線の援護を受け、神戸でも勝ち投手に。早川と並んでチームトップタイの7勝(1敗)を挙げた。

 4年目でブレークを果たし、監督選抜でオールスターにも初出場する。「セ・リーグの人に誰って言われないように、最後に結果を残して『あ、この人か』って思ってもらえるように」と意気込んでいたが、粘投でチームに今季初の貯金2をもたらした。【山田愛斗】