楽天、延長12回、代打阿部の決勝打でオリックスに連勝 勝率5割以上ターンが確定

AI要約

楽天は延長12回の激戦を制し、オリックスに3-2で勝利。前半戦を終えて勝率5割以上を確保した。

打線は石原のソロ本塁打やフランコの適時二塁打で得点し、延長12回で阿部の適時打で決勝点を挙げた。

先発の岸が5回無失点投球も、6回に失点。しかし、投手陣が最後まで踏ん張り、勝利を収めた。

楽天、延長12回、代打阿部の決勝打でオリックスに連勝 勝率5割以上ターンが確定

◇20日 オリックス2―3楽天(ほっともっとフィールド神戸)=延長12回

 楽天は敵地での3連戦の2戦目を延長戦の末に競り勝ち、再び貯金1とした。オールスターゲーム前の試合は21日の同カードのみのため、前半戦を勝率5割以上で折り返すことが確定した。

 打線は4回、先頭で打席に立った9番・石原がオリックスの先発・カスティーヨが投じた3球目を強振。打球は5月14日のソフトバンク戦(楽天モバイル)以来の一発となる先制の4号ソロ本塁打となって左中間席に飛び込んだ。ただ、その後はカスティーヨを攻めあぐねて、8回まで得点を奪えなかった。

 先発の岸は5回まで無失点投球を続けたが、6回に無死一、三塁と攻め込まれると、3番・太田に中前への同点適時打を許した。さらに、続く西川に四球を与えて無死満塁とされたところで降板し、2番手・渡辺翔が中川圭の遊ゴロの間に1点を挙げられて、勝ち越された。しかし、打線が9回に反撃。先頭・浅村の中前打と田中和の送りバントで1死二塁とし、6番・フランコの適時二塁打で同点に追いついた。

 延長戦に入ってからは得点がなかったものの、延長12回に1死二塁と攻め込み、代打・阿部が2試合連続の快打となる左前適時打を放って1点を勝ち越し。直後の守備ではターリーが3者連続四球で1死満塁のピンチを迎えたが、中川圭を三塁への併殺打に抑えて、虎の子のリードを守り切った。