【日本ハム】郡司裕也「このまま30連戦くらいしてほしい」ロッテ3連戦で11打数6安打4打点

AI要約

日本ハムが5連勝で前半戦を締めくくり、地元ZOZOマリンでの3連戦で郡司裕也捕手が好調なパフォーマンスを見せた。

郡司は打撃だけでなく守備でも活躍し、チームに貢献。球宴前最終戦を気持ち良く終え、新庄監督にとっても最高の貯金4ターンを達成。

次の球宴に向けて調子を崩さずにMVPを狙う郡司は、さらなる進化を目指している。

【日本ハム】郡司裕也「このまま30連戦くらいしてほしい」ロッテ3連戦で11打数6安打4打点

<ロッテ6-10日本ハム>◇21日◇ZOZOマリン

 日本ハムが5連勝で前半戦を締めくくった。千葉出身の郡司裕也捕手(26)が、地元ZOZOマリンでのロッテ3連戦で11打数6安打4打点と荒稼ぎ。この日も好守に加え、猛打賞も記録し3試合連続安打&打点を挙げた。今季同カード5割以上が確定し、2位とのゲーム差は一気に1まで縮めた。新庄剛志監督(52)にとっても就任3年目で最高の貯金4ターン。26日からの後半戦へ、弾みのつく勝利となった。

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 郡司が初出場となる球宴前最終戦を、気持ち良く締めくくった。ロッテとの3連戦6安打4打点。「終わりよければそれで良し。前半戦良い締めくくりだったと思います。チーム的にも」。打つだけじゃない。初回1死満塁、三塁の守備で、安田のファウルフライをネットぎりぎりまで追い好捕。立ち上がりで苦しむ先発伊藤を、援護した。

 3戦いずれも決勝打は別の選手に譲ったが、実は隠れたキーマンだった。19日の初戦は1-0の9回に8号ソロで点差を広げ、接戦での勝利に貢献。20日の2戦目は6回無死一、二塁で中堅へ適時二塁打を放ち、この日は7回無死一塁で左翼線二塁打を放ちチャンスを広げ、同点の生還を果たした。「逆に何か惜しいですね。ここで1回締まっちゃうのが。このまま30連戦くらいしてほしい。そしたらずっと打てそうな気がします」と、冗談まじりに振り返った。

 地元千葉でのカード初戦から1、2、3安打と調子を上げたが、2戦目まで観戦した両親は、猛打賞したこの日だけスタンドに来なかった。慶大時代の同期が在籍する東京ガスの都市対抗1回戦を観戦に、東京ドームに行っていた。郡司は「(両親は)涼しいところ選びました。昨日で嫌だったじゃないですか。見てる方もきついですよね。こんなすごい試合展開で熱も入って。大変ですよ」。親に“フラれた”灼熱(しゃくねつ)の屋外球場で、自身は粘り強く安打を重ねた。

 次は球宴だ。「オールスターで調子を崩さないように。でも、MVPを狙いにやっていきます。ホームランしか狙わないです」。“ういじん郡司”が、“おまつり郡司”への進化を狙う。【永野高輔】