日本ハム、〝コスパ最強〟で3連勝 新庄監督就任3年目で初の勝率5割以上での前半戦折り返し

AI要約

日本ハムはわずか2安打で、石井と郡司のソロ本塁打で勝利。新庄監督の下で前半戦折り返しを5割以上で迎える。

石井は小島からホームランを打ち、若手選手も活躍。高卒2年目以内の選手が観戦し、次世代スター候補に期待が寄せられる。

指揮官は田中正に苦笑しながら、3連勝で貯金2を記録。視聴率も高く、球団は好調なスタートを切っている。

日本ハム、〝コスパ最強〟で3連勝 新庄監督就任3年目で初の勝率5割以上での前半戦折り返し

(パ・リーグ、ロッテ1-2日本ハム、16回戦、日本ハム10勝5敗1分、19日、ゾゾマリン)日本ハムはわずか2安打が、石井、郡司のソロ本塁打という〝コスパ最強〟で3連勝。球宴まで2試合で貯金2とし、新庄剛志監督(52)が就任して3年目で初の勝率5割以上での前半戦折り返しが決まった。

「視聴率18・2%ぐらいあったんじゃない? ドラマだったら。自分の(30歳の)誕生日に視聴率を稼ぎにいくわ。いい主人公やね、田中君は」

指揮官は、九回に3四死球と〝劇場〟を演じながら、何とか1点差で逃げ切った守護神・田中正に苦笑した。

七回を終えて無安打。八回先頭の石井が早大の2学年後輩、小島の速球を右翼席に運んだ。「だいぶ空気が重かったですけど、まさかのホームラン。あんなに飛ぶとは思っていなかったので、自分でもびっくり」。先輩としての〝威厳〟を示した。ドジャース・大谷翔平とは同学年で、日本ハム時代は「翔平」「石井ちゃん」と呼び合い、一緒に焼き肉店に出かけたことも。「もう(大谷の中で)自分は〝いない存在〟になっていると思います」と言いながらも、来春の日本開幕戦での再会を心待ちにした。

この日は、球団で「教育対象」と位置付けられるドラフト4位・明瀬ら高卒2年目以内の8選手が招待されて観戦。新庄監督は「面白いゲームを見せられてよかった。彼らが一日も早くこういう舞台で戦いたいと強く思うきっかけになってくれればうれしい」と語り、次世代スター候補生に贈る1勝ともなった。(東山貴実)