【高校野球】第1シードの東海大菅生相手に1イニング10得点で逆転勝利 ジャイアントキリング達成

AI要約

拓大一が第1シードの東海大菅生に大逆転勝ちを決め、ベスト8入りを果たした。

先発の岡部投手が大量援護を受け、138球を投げ抜いて勝利。足がつるアクシデントもあったが、チームメイトの支えで切り抜けた。

岡部は昨年の敗戦を克服し、自身の好投でチーム目標の達成を喜び、次戦の挑戦を楽しみにしている。

【高校野球】第1シードの東海大菅生相手に1イニング10得点で逆転勝利 ジャイアントキリング達成

◆第106回全国高校野球選手権 西東京大会 ▽5回戦 拓大一10-9東海大菅生(20日・スリーボンドスタジアム八王子)

 拓大一が第1シードの東海大菅生に大逆転勝ちを決め、04年以来のベスト8入りを果たした。

 3回までに東海大菅生に3点をリードされた4回、先頭打者の西方優太主将(3年)が右前打で出ると連続四球で満塁。無死のまま打者一巡するなど、14人で6安打4四死球、一気に10点を奪った。8回には2ラン、中前適時打などで東海大菅生打線が猛追してきたが、1点差で切り抜けた。

 先発した2年生エース左腕・岡部蓮投手(2年)は「どんどん打たせてリズムよく投げることを意識した」と9回138球を1人で投げ抜き、14安打9失点(自責点6)。4回に打線が大量援護してくれたことで「点をとられても勝てばいい」と気持ちが楽になったという。8回には足がつるアクシデントもあったが、野手の好守や捕手の好リードにも助けられ「信用して投げられた」と振り返った。

 岡部は昨年も1年生ながら5回戦の日大三戦に登板。5回1/3を7安打6失点で負け投手になり「3年生を負けさせてしまった」と悔しさを味わった。チーム目標のベスト8を今年は自らの好投でつかみ「3年生と一緒に野球を出来る喜びを感じている」と笑みを浮かべた。鬼門の日大三戦を前に「絶対に抑えたい」とリベンジを誓った。