セルジオ・ペレス、角田裕毅の”僕はレッドブル昇格に相応しい”発言についてコメント「ユウキが野心を持つのはいいこと。F1では普通だよ」

AI要約

セルジオ・ペレスがレッドブルとの契約延長後、苦戦が続く中、自らのトップ復帰への野心を語る

外部からのプレッシャーを感じながらも、全力を尽くす姿勢を示すペレス

後任候補のリアム・ローソンへの対抗意識を示す一方、高い野心を持つことの重要性を強調

セルジオ・ペレス、角田裕毅の”僕はレッドブル昇格に相応しい”発言についてコメント「ユウキが野心を持つのはいいこと。F1では普通だよ」

 レッドブルのセルジオ・ペレスは、ここ数戦苦戦が続いており、早ければ夏休みを境にシートを失うのではないかとさえ言われている。そしてRBの角田裕毅は、自分はレッドブルに昇格するのに値する存在だとハンガリーGPの木曜日に公言した。

 これについてペレスは、「F1で野心を持つことはいいことだ」と語った。

 ペレスはレッドブルと来季以降2年間の契約を延長したばかりだ。しかし成績は振るわず。ペレスとレッドブルの契約には、パフォーマンスにより契約を解除できる条項が含まれていると言われており、ハンガリーGPとベルギーGPの夏休み前の2戦は、ペレスにとって特に重要だと言われている。

 この先の2レースの重要性について尋ねられたペレスは、次のように語った。

「何も新しいことはない。この2レースは、僕らがトップに返り咲くために重要な2レースだ。それが僕にとっても、そしてチームにとっても最優先事項だ。本当にそれだけだ」

「僕の最優先事項は、自分のシステムを軌道に戻すことだけだと思う。まだ先は長いし、アブダビで何位になるかが重要だと思う」

 しかしペレスも、報じられている記事の内容や見出しを見ている。その状況にどんなプレッシャーを感じているか、そう尋ねられると、ペレスは次のように語った。

「外部からの雑音を遮断するのは難しい。でも結局のところ、僕はベストを尽くし、最大限の努力をするためにここに来ている。そしてここにいる時、自宅でトレーニングしている時、シミュレータでチームと一緒にいる時、僕は重要なことだけに集中している。そして結局のところ、レッドブルにいれば、雑音は明らかに大きいんだ」

 そうペレスは言う。

「でも、これがこのチャレンジの美しいところだと思う。それが、僕がF1を好きな理由だ。チームとの契約延長を決めたのは、このチャレンジが大好きだからだ。本当に大変だけど、文字通り全力を尽くす。そして、それが僕がここで続けていきたいと思う理由なんだ」

 なお噂では、ペレスの後任として最有力なのは、リザーブドライバーのリアム・ローソンだとされている。レッドブルの姉妹チームであるRBの角田は、自分ではなくローソンが後任として選ばれれば、それは奇妙なことだと発言。ペレスの後任を務める資格があると思うかと尋ねられると「もちろんです。そうじゃなければ、彼らが今年の早い段階で、僕の来季のシートを発表しなかったと思います」と語った。

 この発言について尋ねられたペレスは、次のように語った。

「世の中には、僕のシートを奪いたいと思うドライバーがたくさんいると思う。それは、当然のことだ」

「これはトップチームのシートのひとつだ。ユウキが昇格を望むのは当然だ」

「下位のチームにいるとき、昇格を望むのは普通のことだと思う。これは、このスポーツの一部だ。それについて反対するつもりはない。このスポーツで高い野心を持つことは、良いことだと思うよ」