ケビン・マグヌッセン、今季限りでハースF1を離脱。チーム創設初期から計7シーズン在籍

AI要約

ハースF1チームはケビン・マグヌッセンとの契約終了を発表

マグヌッセンはハースにとって最長の所属ドライバーとなり、2024年までチームを離れる

マグヌッセンのコメントや来季の展望についても言及

 7月18日、ハースF1チームはケビン・マグヌッセンとの契約を2024年シーズンをもって終了することを発表した。

 2016年にF1参戦を果たしたハースにとって、マグヌッセンは歴代で最も長くチームに所属したドライバーとなる。2014年にデビューし、マクラーレン、ルノーと渡り歩いたマグヌッセンは、2017年からハースに加入。2018年にはドライバーズランキング9位を記録した。2020年を最後に一度はシートを失うが、1年のブランクを挟んで2022年に古巣復帰を果たし今に至る。

 今季はチームプレイヤーとしての献身的なドライビングが注目された一方で、数々のペナルティによって出場停止寸前まで追い込まれていることでも話題になったマグヌッセン。チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグも来季はザウバーに移籍することが決まっており、ハースのベテランコンビが共にチームを離れることになった。

 発表に際し、マグヌッセンは次のようにコメントした。

「マネーグラム・ハースF1チームの皆に感謝の気持ちを伝えたい。ここ数年、素晴らしい人たちと共にレースができたことを誇りに思っている」

「特にジーン・ハース(チームオーナー)に関しては、僕を信頼してくれたことに感謝したい。僕を2022年に再びチームに戻してくれた時、当時の自分はF1での時間はもう終わったと思っていたんだ。このチームで過ごした素晴らしい時間は、忘れられない思い出だ」

「自分のレーシングキャリアの次の章を楽しみにしている一方で、2024年の残りの期間もマネーグラム・ハースF1チームで全力を尽くすことには変わりない」

 ハースは来季、フェラーリ育成のオリバー・ベアマンをF2から昇格させることを発表済。一方でもうひとりのドライバーが誰になるのかについては明らかにされていない。