ヨロ獲得を逃したレアル・マドリード、今夏ほかのセンターバック獲得はなし!「解決策はクラブ内にある」|ラ・リーガ

AI要約

レアル・マドリードがDFレニー・ヨロの獲得を逃した理由や代替策、補強方針について報じられた。

クラブは内部に解決策を求め、短絡的な補強を避ける方針を貫いており、センターバックの補強がなされない場合、オーレリアン・チュアメニや下部組織の選手を起用する可能性がある。

市場が閉まるまでの50日間を考慮しても、現在補強する意向はないと報じられ、急転しない限り新たな獲得が見込まれない状況である。

ヨロ獲得を逃したレアル・マドリード、今夏ほかのセンターバック獲得はなし!「解決策はクラブ内にある」|ラ・リーガ

DFレニー・ヨロの獲得を逃したレアル・マドリードだが、異なるセンターバックを獲得する考えはないようだ。スペイン『マルカ』が報じている。

ヨロの獲得を目指していたレアル・マドリードだったが、『マルカ』曰く同選手はマンチェスター・ユナイテッドの金銭的に優れたオファーと、ユナイテッドに移籍金6000万ユーロを提示されたリールからのプレッシャーに「耐えられなかった」とのことだ(レアル・マドリードは6000万ユーロをあまりに法外な額と捉えて3000万ユーロしか提示しなかった模様)。ユナイテッドは18日、レアル・マドリード移籍が第一希望と報じられてきた18歳のフランス人DF獲得を正式に発表している。

DFナチョ・フェルナンデスが対団し、DFラファ・マリンをナポリに売却したレアル・マドリードは、センターバックがDFエデル・ミリトン、DFアントニオ・リュディガー、今も負傷離脱中のDFダヴィド・アラバの3選手しかいない(DFヘスス・バジェホは放出予定)。獲得し損ねたヨロの代わりとなる選手を引き入れる可能性も噂されたが、しかしクラブ内には明確な方針がある模様。その方針とは、これまでにも何度も聞こえてきた「解決法は内部にある」。レアル・マドリードにはやはり、後で後悔するような、短絡的な選手補強をする考えはないようだ。

例えば昨夏、レアル・マドリードはエースのFWカリム・ベンゼマをアル・イテハドに放出したものの、代役を獲得しなかった(FWホセル・マトはFWマリアーノ・ディアスの後釜として、ベンゼマ退団の前から獲得を決めていた)。また冬にミリトンに続いて、アラバが前十字靭帯断裂の重傷を負った際にもセンターバック獲得の必要性が叫ばれたが、カルロ・アンチェロッティ監督はすぐさま「誰もやって来ない」と宣言。DFとFWの層の薄さが指摘され続けたレアル・マドリードだが、シーズンが終わってみればラ・リーガとチャンピオンズリーグの二冠を成し遂げている。

そしてヨロ獲得を逃した今夏に関しても、レアル・マドリードは取り繕うような補強をする考えはない様子。一応の獲得候補リストこそあるようだが、“第一線で長く活躍できる選手”でなければ引き入れるつもりはなく、現在そういったセンターバックは見当たらないという。『マルカ』は「市場が閉まるまで50日間あり、ここで彼らが市場に赴かないと断言するのはとても危険だ。だが前例が指し示すのはそういうことである。状況は急転し得るし、予期していなかった選手が現れる可能性もある。しかし彼らは今現在、補強はしないという方針を貫いている」との文章で記事を締めている。

クラブがこのままセンターバックの獲得に動かない場合、アンチェロッティ監督はMFオーレリアン・チュアメニを同ポジションで起用したり下部組織の選手を登用したりして、今季を乗り越えることになりそうだ。