横浜・椎木、満塁弾含む2安打5打点「引っ張っていく姿勢を率先してみせたい」/神奈川大会

AI要約

横浜高校が旭丘高校を11-0で破り、椎木卿五選手が満塁本塁打を含む2安打5打点の活躍を見せた。

椎木選手は父が元プロ野球選手であり、幼少期から野球に親しんできた。父の教えを胸に試合に臨み、チームを支える。

椎木選手は準々決勝で桐光学園と対戦し、夏の甲子園出場を目指す意気込みを見せている。

横浜・椎木、満塁弾含む2安打5打点「引っ張っていく姿勢を率先してみせたい」/神奈川大会

第106回全国高校野球選手権大会西東京大会(18日、横浜11-0旭丘、バッティングパレス相石ひらつか)神奈川大会5回戦で、横浜は旭丘に11-0で五回コールド勝ち。捕手として中日などでプレーした椎木匠氏(52)を父に持ち、プロ注目の椎木卿五(けいご)捕手(3年)が三回の満塁本塁打を含む2安打5打点と活躍した。神奈川は8強が出そろい、20日に準々決勝が行われる。

梅雨が明けて雲一つない青空の下、横浜・椎木のバットが火を噴いた。三回、内角低めのカーブを捉え、左翼席へ満塁本塁打をたたき込んだ。

高校通算15発とした右打者は「(打球が)ちょっと上がり過ぎたかなと思いましたが、芯に当たったので(外野の頭は)越えるとは思いました」と笑顔。一回は先制の左前適時打を放ち、5打点で勝利に貢献した。

父は捕手として中日やロッテ、西武で通算161試合に出場した椎木匠さん。幼少期から「よく練習に付き合ってもらっていた」といい、父の姿を追うように捕手となった。「今までやってきたことを出し切って、試合は楽しむ」という父の教えを胸にグラウンドに立つ。

昨年の新チーム発足時に主将となったが、今年5月に2年生の阿部葉太外野手と交代。「外された後でも、自分が阿部以上に言動で(模範的な姿勢を)示さないといけないと思っていた」。阿部が主将を務める今大会、椎木は最上級生、正捕手としてチームを支える。

準々決勝は昨秋の神奈川大会を制した桐光学園と激突する。2年ぶりの夏の甲子園大会出場に向け「(打撃は)チームを助ける一本、捕手としても引っ張っていく姿勢を率先してみせたい」と気合十分だ。(児嶋基)

■椎木 卿五(しいぎ・けいご) 2006(平成18)年5月13日生まれ、18歳。千葉・船橋市出身。幼稚園年長時に野球を始め、中学時代は東都京葉ボーイズに所属。横浜高では1年春からベンチ入り。高校通算15本塁打。50メートル6秒4。遠投100メートル。好きな選手はヤクルト・中村悠平捕手。180センチ、86キロ。右投げ右打ち。