アプローチの名手・藤田寛之に聞く フェースを斜めに使ってスピンをかけるには?

AI要約

プロや上級者のウェッジを見ると、斜めに打痕が付いていることが多い。フェース斜めに使ってスピンをかけているのだ。

今年の「全米シニアオープン」で2位に入ったアプローチの名手、藤田寛之にスピンが入るウェッジの使い方を教えてもらった。

藤田寛之は飛距離をカバーするショートゲームを武器に、レギュラーツアーでは通算18勝を挙げ、2012年には43歳で賞金王に輝いた。

アプローチの名手・藤田寛之に聞く フェースを斜めに使ってスピンをかけるには?

プロや上級者のウェッジを見ると、斜めに打痕が付いていることが多い。フェース斜めに使ってスピンをかけているのだ。今年の「全米シニアオープン」で2位に入ったアプローチの名手、藤田寛之にスピンが入るウェッジの使い方を教えてもらった。

スピンを入れたいときにウェッジの刃はボールのどこに入れるんですか? そう聞かれることがあります。ですが、僕にそのイメージはない。意識しているのはヘッドの通り道で、特にスピンをかけたいのであれば、ちょっとカット目に入れると上手くいきます。

ボール位置は普段のピッチ&ランのアプローチよりも右めに置いて、フェースを開きます。スタンスはオープンでもスクエアでも自分の打ちやすい立ち方でいいと思います。

そして、バックスイングではヘッドのトゥ側から引っ張り上げて、ダウンスイングではヒールから落としていく。そうするとカット軌道で振れて、フェースを斜めに使えます。それがフェースを開いて上から入れる昭和のスピンアプローチ。卓球やテニスでバックスピンをかける打ち方と一緒ですね。

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●藤田寛之は飛距離をカバーするショートゲームを武器に、レギュラーツアーでは通算18勝を挙げ、2012年には43歳で賞金王に輝いた。関連記事の【アプローチの名手・藤田寛之のSWはなぜ“58.5度”なのか?】では、数々の勝利に貢献してきたウェッジのこだわりについて語っている。