現在パーオン率1位! 竹田麗央は“背中”で大きなスイングアークを作る【女子プロのアイアン技】

AI要約

国内女子ツアーは後半戦に突入し、女子プロたちのアイアンスイングにはアマチュアゴルファーに役立つヒントが満載。

現在トップに立つ竹田麗央の特徴は大きなスイングアークと背中の使い方。足の動きにもこだわり、背中でボールを押し込む技術を持つ。

過去記事では古江彩佳のアイアンショットもプロコーチが解説。彼女の正確さと腕とクラブの使い方に注目。

現在パーオン率1位! 竹田麗央は“背中”で大きなスイングアークを作る【女子プロのアイアン技】

国内女子ツアーは後半戦に突入。今季、活躍している女子プロたちのアイアンスイングには、アマチュアゴルファーの悩みを解決してくれるヒントがいっぱい。パーオン率74.55%で現在トップに立っているショットメーカー、竹田麗央は背中の使い方にポイントがある。プロコーチの辻村明志が解説する。

昨年まではコスリ球もありましたが、今季はつかまったフェードボールが打てるようになりました。竹田さんの一番の特徴は大きなスイングアーク。体全体を大胆に動かし、体重移動も使うことで大きなスイングアークを作り、規格外のパワーを生み出しています。

小手先感が全くないし、体の使い方から弾道までスケールが全部大きい。練習を見ていると、誰よりも足の動きにこだわっているのが分かります。トップで頭から右足まで真っすぐになるまでしっかり体重を乗せられていて、腰が割れていません。

そして、すごいのは背中です。ダウンスイングは腹筋を締めて手元を体に引き付け、背中でヘッドを押し出すことで大きく振り抜いています。背中など大きな筋肉で振る感覚をつかむには、クラブの端と端を持ってシャドースイングをするといいでしょう。足を大胆に使って、体全体を大きく回していくと、背中でボールを押し込めるようになります。

■竹田麗央

たけだ・りお/2003年生まれ、熊本県出身。今季、「KKT杯バンテリンレディス」で初優勝を挙げ、勢いそのままにシーズン3勝をマーク。パーオン率と平均バーディ数のスタッツで現在1位に立っている。ヤマエグループHD所属。

■辻村明志

つじむら・はるゆき/1975年生まれ、福岡県出身。上田桃子、吉田優利、渋野日向子らをはじめ、プロを目指すアマチュアも教えるプロコーチ。荒川博氏(読売ジャイアンツの打撃コーチを務め、王貞治に「一本足打法」を教えた)に師事し、その練習法や考え方をゴルフの指導に取り入れている。元(はじめ)ビルコート所属。

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「アムンディ・エビアン選手権」で日本勢4人目となる海外メジャー優勝を達成した古江彩佳。関連記事【「腕とクラブの重みを使う天才」古江彩佳のアイアンショットをプロコーチが解説】では、身長153センチと小柄ながら世界トップクラスの正確性を誇るアイアンショットについて、辻村明志が解説している。