ボクシング 寺地拳四朗、両王座を返上してフライ級に転級「2階級制覇、ライトフライ級ではできなかった4団体統一目標」

AI要約

寺地拳四朗が世界ライトフライ級の両王座を返上し、フライ級に移動して2階級制覇を目指すことを発表。

寺地は手術を受けた後、フライ級王座決定戦に挑む予定で、既にスパーリングを再開。

最初はライトフライ級で4団体統一を目指す計画だったが、他団体王者との交渉が難航し、フライ級での世界2階級制覇を目指すことに決定。

ボクシング 寺地拳四朗、両王座を返上してフライ級に転級「2階級制覇、ライトフライ級ではできなかった4団体統一目標」

プロボクシングのWBA、WBC世界ライトフライ級統一王者の寺地拳四朗(32)=BMB=が両王座を15日付で返上したと17日、所属ジムなどが発表した。今後はフライ級に階級を上げ、世界2階級制覇を狙う。

寺地は「タイトルを返上しフライ級に転向することにしました。2階級制覇、そしてライトフライ級ではできなかった 4団体(王座)統一を目標に階級を上げることにしました。今はフライ級に向けて体作りをし、また新たなスタイルを作っています。フライ級での新しい寺地拳四朗をぜひご期待ください!」とコメントした。

2017年5月にWBC世界ライトフライ級王座に就き、8度防衛に成功。21年9月に王座陥落したが、22年3月に返り咲き、22年11月にWBA王座も獲得した。1月25日に右拳の手術を受けたが、順調に回復しており、既にスパーリングを再開した。

WBCのマウリシオ・スライマン会長(54)=メキシコ=が空位となっているWBC世界フライ級王座決定戦を闘う予定だと6月に明かしており、同級1位のクリストファー・ロサレス(29)=ニカラグア=と11月に日本開催が有力だ。

当初はライトフライ級で4団体統一を目指す意向を示していたが、他団体王者との交渉が難航。減量が厳しく、さらに、WBC世界フライ級王者だったフリオ・セサール・マルティネス(29)=メキシコ=が王座を返上し、スーパーフライ級へ転級することをWBCが5月22日に発表したことで、王座決定戦に出場し、世界2階級制覇を目指すことを決断した。

プロ戦績は寺地が24戦23勝(14KO)1敗、元WBC世界フライ級王者のロサレスが43戦37勝(22KO)6敗、マルティネスが26戦21勝(15KO)3敗。