「必ず面白くなる」9・3防衛戦へ井上尚弥が自信「ドヘニーは出てくる」/一問一答

AI要約

井上尚弥が9月3日に元IBF世界同級王者T・Jドヘニーとの防衛戦に臨むことが決定した。

井上は強い相手を望んでいるが、スーパーバンタム級では難しい状況であり、今回の試合に集中している。

井上は勝利後にはアフマダリエフやグッドマンとの可能性もあるが、階級を上げる予定はなく、一度に6試合しかできない現実を考慮している。

「必ず面白くなる」9・3防衛戦へ井上尚弥が自信「ドヘニーは出てくる」/一問一答

 プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(31=大橋)が9月3日、東京・有明アリーナで元IBF世界同級王者T・Jドヘニー(37=アイルランド)との防衛戦(WBAスーパー、IBF2度目、WBC、WBO3度目)に臨むと16日、発表された。5月6日、東京ドームで元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)との防衛戦に臨み、6回TKO勝利して以来、約4カ月ぶりの防衛戦となる。16日には都内で発表記者会見に出席した。主な一問一答<2>は次の通り。

     ◇    ◇    ◇

 -ドヘニー戦テーマは

 井上 触れさせずというのはテーマ。ネリ戦も1回のダウンを除けば、完封だったので今回もしっかりとそのぐらいの完封をしたい。

 -もっと強い相手が良かった

 井上 ここが難しい。スーパーバンタム級でやるのであれば、いつかこういう試合が出てくる。約2年ぐらい(同級)でとなると多くて6試合。この6試合を前回のように(マッチメークを)やるのは、ほぼ不可能。ドヘニーの後、(WBA1位ムロジョン・)アフマダリエフなのか、(IBF、WBO1位サム・)グッドマンなのか。まだ全然、話は出ていないですが、そうなっていくじゃないですか。仮に(元WBAスーパー、IBF同級王者でもある)アフマダリエフを撃破しました。では次に誰とやりましょうかと。そこもまた難しい。ただ自分の体が出来上がっていない時点で階級を上げるというのは今はない。だから、その約2年の中で、今回はドヘニーだった。モチベーションうんぬんはない。周りの期待、スーパーバンタムでやる楽しさは加わっているので、そこの心配はない。

 -今は倒し方を求められる

 井上 リングに上がれば必ず面白くなるんじゃないですかね。自分のボクシングで。12ラウンドで足を使って戦うなんて考えていないし。やってきたボクシングの性格を考えれば楽しい試合になる。それは相手にもよりますけど。ドヘニーは出てくるし、1発もある。おもしろいと思いますよ。体も自分よりもでかいし、前半の緊張感はあると思う。

 -昨年12月のマーロン・タパレス戦以来の集中合宿をやる

 井上 ネリ戦でしなかったのは、しなくてもそれだけのモチベーションがあったから。やる必要がないぐらいのモチベーションがあった。今回は自分の中でしっかりとスイッチを入れる。自分の中ではぬかりなくと思っているが、過去の試合を振り返ってみたら足らなかったなと。年々、そこは振り返ればある。そういうところをなくしたいなと思っている。

 -WBAからの指名試合期限は9月25日。剥奪の可能性は

 井上 剥奪はないですね。4つ持って(ドヘニー戦)。どうせ防衛戦やるなら、4本持って入場した方が、自分的にも気持ち良い。

 (おわり)