史上最高額は誰だ!? 日本人、歴代移籍金ランキング2位。衝撃の45億円!? 背番号は10、世界最強リーグで戦ったレジェンド

AI要約

中田英寿はイタリアへの移籍を果たし、パルマで活躍した日本人選手の1人である。

中田は移籍金2840万ユーロを記録し、エンツォ・ウリビエリ監督の熱望にも関わらず、成績は振るわなかったが、イタリア杯決勝で活躍を見せた。

セリエAでの活躍を通じて、日本人選手として大きな存在感を放った中田英寿の経歴を振り返る。

史上最高額は誰だ!? 日本人、歴代移籍金ランキング2位。衝撃の45億円!? 背番号は10、世界最強リーグで戦ったレジェンド

 欧州各国リーグは、2024/25シーズンに向けた準備を始めている時期で、今夏も様々な移籍市場の動きがある。今回は、歴代の日本人選手の中で、その移籍金が高額だった選手をランキング形式で順位ごとに紹介する。※移籍金や市場価値、スタッツは『Transfermarkt』を参照。順位が並んだ場合は同サイトの表示順位に準拠。

2位:中田英寿(なかた・ひでとし)

生年月日:1977年1月22日

移籍先:ローマ→パルマ(イタリア)

移籍日:2001年7月5日

移籍金:2840万ユーロ(約45.4億円)

 歴代日本人移籍金ランキング2位に入ったのは、中田英寿だ。トップ5に2度登場する唯一の選手となっている。

 中田は1998年にペルージャでヨーロッパでのキャリアを始め、イタリアで衝撃的なデビューを飾り、2000年にローマへ移籍した。ローマではフランチェスコ・トッティという強力なライバルがいたため常時レギュラーというわけにはいかなかったものの、1982/83シーズン以来となるローマのセリエA優勝に貢献するなどした活躍が評価されて、2001年夏にパルマへ移籍した。このときの移籍金が2840万ユーロ(約45.4億円)とされている。

 パルマで10番の背番号を背負った中田は、2001/02シーズンのセリエAで1得点と振るわなかった。自身の獲得を熱望したエンツォ・ウリビエリ監督が10月末で退任となったことも良い方向には働かず、チームはリーグ戦を10位で終えるという低迷ぶりだった。

 それでも、中田はイタリア杯決勝のユベントス戦でインパクトを残した。この決勝は2試合合計スコアが2-2だったが、中田のファーストレグでの得点がアウェイゴールだったため、これが決勝点となり、パルマが優勝を果たしている。

 パルマでの2シーズン目からは右ウイングでの起用も増えて、ペルージャ時代やローマ時代ほどの活躍はできずに終わったが、世界最強リーグと言われた時代のセリエAで大きな存在感を放った日本人選手であることは間違いない。