史上最高額は誰だ!? 日本人、歴代移籍金ランキング4位。日本の宝! 黄金期リーグへ約35億で移籍、世界に誇るスター

AI要約
中田英寿は2000年にイタリアのローマに移籍し、高額な移籍金で話題になった。ペルージャでの活躍から注目を浴び、ローマでもファビオ・カペッロ監督の期待に応えた。特に2001年のユベントス戦での活躍は記憶に残る。
史上最高額は誰だ!? 日本人、歴代移籍金ランキング4位。日本の宝! 黄金期リーグへ約35億で移籍、世界に誇るスター

 欧州各国リーグは、2024/25シーズンに向けた準備を始めている時期で、今夏も様々な移籍市場の動きがある。今回は、歴代の日本人選手の中で、その移籍金が高額だった選手をランキング形式で順位ごとに紹介する。※移籍金や市場価値、スタッツは『Transfermarkt』を参照。順位が並んだ場合は同サイトの表示順位に準拠。

4位:中田英寿(なかた・ひでとし)

生年月日:1977年1月22日

移籍先:ペルージャ→ローマ(イタリア)

移籍日:2000年1月1日

移籍金:2169万ユーロ(約34.7億円)

 日本人歴代移籍金ランキングの4位は、中田英寿だ。2000年1月にペルージャからローマへ移籍したときの移籍金が2169万ユーロ(約34.7億円)となっている。

 中田は1998年ワールドカップでサッカー日本代表の中心選手として活躍した後、イタリアのペルージャへ移籍した。セリエAデビュー戦でジネディーヌ・ジダンらを擁する名門ユベントスと対戦していきなり2ゴールを決めて一躍注目の的になると、その後もペルージャの攻撃のキーマンとして躍動した。1年後にはACミランやユベントスへの移籍が話題になったが残留し、さらに半年間をペルージャで過ごしたあと、1999/2000シーズン途中にローマの一員となっている。

 ローマではフランチェスコ・トッティがいたため、常時先発というわけではなかったものの、中田は出場機会が与えられるたびにファビオ・カペッロ監督の期待に応えた。特に、2001年5月7日のセリエA第29節のユベントス戦の活躍は今も語り草で、途中出場した中田の1得点1アシストの活躍で引き分けに持ち込み、優勝を争うライバルとの勝ち点差を維持することに成功し、ローマのリーグ優勝に貢献した。

 トッティは2020年、『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューでセリエA優勝を振り返り、「カペッロに交代を命じられたときは不満だったけど、結果的にそれが勝利につながって優勝につながった」と指揮官の選択が正しかったことを認めていた。