1歳半の娘へ「ありのままの自分を見てほしい」、父・西尾隆矢がパリ五輪で見せたい背中

AI要約

U23アジアカップに続き、U-23日本代表の副キャプテンに就任したDF西尾隆矢。役割を光栄に感じ、キャプテンをサポートする姿勢を示す。

五輪開幕前の最後の調整として、フランスとの対戦に臨む西尾。強豪相手に気負わず、100%の準備を心掛ける。

家族の存在が心の支えである西尾。娘への思いを胸に、等身大の姿を見せることを決意している。

1歳半の娘へ「ありのままの自分を見てほしい」、父・西尾隆矢がパリ五輪で見せたい背中

 U23アジアカップに続き、U-23日本代表の副キャプテンの一人に就いた。DF西尾隆矢(C大阪)は「U23アジア杯に引き続き役割として与えられたことはすごく光栄。感謝しないといけない」と力を込めた。

 パリオリンピックアジア最終予選も兼ねたU23アジア杯では副キャプテンは4人だった。今回は2人のみとなったが、西尾は気負いすぎない。「変に副キャプテンだからとか考えこみすぎず、少しでも(キャプテン藤田)譲瑠(チマ)のサポートができればいい」と自身の役割を理解していた。

 五輪開幕前ラストマッチとして、現地時間17日午後9時5分(日本時間18日午前4時5分)には開催国フランスと対戦する。「最後の調整だと思う。今まで培ってきたものをしっかり表現して、みんなで100%準備していいものを出せれば」。強豪との対戦に臆する気持ちもなく、逸る気持ちを抑えていた。

 大舞台に臨むにあたり、心の支えになっているのは家族の存在。1歳半の娘とは毎日ビデオ通話をしており、「早く会いたいとすごく思うけど、妻と娘が一番僕にパワーをくれる。そういった存在はすごくありがたい」と笑顔を見せた。

 まだ物心もついていない娘へ。五輪に臨む西尾は勝利を求めて奮闘する等身大の姿を見せたいと考える。「自慢できるようなお父さんというか、娘にいいところを見せてやろうという気持ちは別になくて。本当にありのままの自分を見てほしい。自分が活躍しているところで、少しでも笑顔になってくれればいいかなと思う」。娘からもらった「パパ、バイバイ」のエールを胸に、フランスの地で全力を尽くすつもりだ。