カルチョの凋落に落胆の伊サッカー界トップ…EURO覇者スペインに賛辞も「理想はドイツ」

AI要約

イタリア代表がEURO2024ベスト16で敗退したことに関するFIGC会長のコメント。

グラヴィーナ会長はスペインを賞賛しつつ、イタリアが若手育成において改善すべき点を示唆。

イタリアサッカー界が再起を目指す中、ベスト16敗退を受けた落胆や今後の方針についての言及。

カルチョの凋落に落胆の伊サッカー界トップ…EURO覇者スペインに賛辞も「理想はドイツ」

イタリアサッカー連盟(FIGC)のガブリエレ・グラヴィーナ会長が15日、イタリア代表のEURO2024(ユーロ2024)ベスト16敗退に言及した。イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が伝えている。

ワールドカップ(W杯)出場を2大会連続で逃し、再起をかけてEUROで大会2連覇を目指したイタリア。スペインやクロアチア、アルバニアと同居する死の組を2位通過して決勝トーナメント進出を決めたものの、W杯予選で苦しめられた因縁のスイスに敗れてベスト16で大会を終えた。

イタリアサッカー界のトップであるグラヴィーナ会長は、FIGCの会合の際にルチアーノ・スパレッティ監督率いるチームについて言及。カルチョの国の凋落に落胆を隠せない。

「まだEUROの傷口は開いたままだ。(スペインとイングランドによる決勝戦が行われた)昨日は、再び(スイスに敗れた地)ベルリンを見て、さらに3年前に獲得した優勝カップの返還を見なければならず、最高の夜ではなかった」

また、グラヴィーナ会長は優勝国のスペインを称える一方、イタリアは同国に準々決勝で敗れたドイツをモデルにしていると主張した。

「スペインには並外れた逸材たちがいる。基準にすべきモデルという考えもあるが、私にとって理想的なモデルはドイツだ。とはいえ、スペインは技術面や若手の評価に関して凄まじいものがある。若手の評価に関し、イタリアはギリシャやトルコに続いて下から3番目なので、反省しなければならない」