【広島好き】カープ、今後のカギを握る『苦手』の存在

AI要約

カープは交流戦で勝ち越し、セ・リーグから抜け出したが、再開後に苦戦。阪神の大竹選手や中日の投手陣に苦手意識を持つ。特に大竹選手には完全にカモにされており、攻略が必要。

中日との対戦では大きく負け越しており、特に高橋宏斗や柳裕也などの投手陣に対して手を出せていない。完封負けが多く、得点できない状況にある。

苦手意識のあるチームや選手との対戦で、カープは攻略が必要であり、今後の戦いで改善すべき点として注目されている。

【広島好き】カープ、今後のカギを握る『苦手』の存在

鬼門とされた交流戦を10勝8敗と勝ち越し、混戦のセ・リーグから一歩抜け出したように見えたカープですが、レギュラーシーズン再開後は7カードでカード勝ち越しは東京ヤクルト相手の2回のみと苦戦が続いています。

この失速の要因は、12球団トップのチーム防御率を活かせない攻撃陣にあることは間違いなさそうですが、もうひとつ言えるのが『苦手』の存在です。混戦のセ・リーグを勝ち抜くためには、交流戦のように苦手の克服が必須となるわけですが、今後の戦いのためにも、その払拭すべき点を整理しておきましょう。

まず、現在のチームで最大の『天敵』と言えるのが阪神の大竹耕太郎で、今季3試合の対戦で0勝2敗、対戦防御率は0.45。昨季も7試合で0勝6敗、同0.57と完全にカモにされている状態です。多彩な球種で緩急を駆使した投球が持ち味のサウスポーですが、時折見せる70キロ台の『超遅球』で翻弄される打線は、完全に見下されている感もあります。

現役ドラフトで福岡ソフトバンクから移籍し、リーグが変わってブレイクした大竹ですが、今季は巨人、横浜DeNAとの上位勢とはほとんど対戦がなく未勝利。昨季を見てもこの2チームからは1勝ずつしか挙げておらず、なんとか攻略してもらいたい存在です。

今季もBクラスに低迷している中日ですが、カープは今季3勝9敗1分と大きく負け越しています。4月にはマツダスタジアムで3試合連続完封負けを喫するなど、ここまで完封負けが6試合、スコアレスドローが1試合。ちなみにオープン戦でも完封負け2試合と、中日投手陣には手も足も出ない状態と言っても過言ではないかもしれません。

なかでも高橋宏斗は、今季ここまで3試合の対戦で0勝2敗、23イニング無得点に抑えられており、昨年も3試合で1勝1敗ですが、対戦防御率は.0.95と、もはや『苦手』のひと言では片付けられない状況になっています。

中日ではもう1人、柳裕也も今季2戦2敗、14イニングで得点を奪えていません。昨季は8試合で3勝2敗でしたが、対戦防御率は1.36と、貧打同士の戦いで最小限でも得点した方が勝ち、という状況になっています。