カブス今永昇太、日本での経験は「打ち込まれた試合のあとに生きる」 メジャー1年目で球宴選出! ジャッジ、ソトとの対戦へ意欲

AI要約

今永昇太がMLBオールスター戦に出場し、自分のを振り返る

日本での経験を活かし、チームとしての結束力も強調

新人選手としての舞台への意気込みを語り、対戦相手にも意欲を見せる

カブス今永昇太、日本での経験は「打ち込まれた試合のあとに生きる」 メジャー1年目で球宴選出! ジャッジ、ソトとの対戦へ意欲

 カブスの今永昇太が現地時間7月15日(日本時間16日)、テキサス州アーリントンで16日(同17日)に開催されるMLBオールスター戦の前日に、米メディア『FOX 32 News』のインタビューに応えている。

 今永は前半戦、17試合に登板して8勝2敗。防御率2.97と好成績を残した。メジャー初先発から9登板で防御率0.84という驚異的な数字をマークし、5連勝を飾るなど、目覚ましい活躍をした。

 メジャー移籍1年目で球宴に選出されたことに関して「カブスのファンに対して自己紹介する意味でも一番大事なシーズンなので、そういうシーズンで選ばれて嬉しい」と答えた今永は、この日、舞台となるグローブライフフィールドに入場すると、「夢のような時間でしたし、周りの選手を見ると、若い選手ですごい選手もいれば、長年メジャーリーグを盛り上げてきた選手もいる。そういう選手たちと一緒にいるのはすごく光栄です」と、目を輝かせた。

 日本で培ってきた経験はメジャーでどう生かされているかを尋ねられると「一番その経験が生きる場面というのが、打ち込まれた試合のあとに生きると感じている」とし、「やはり打たれた次の日も試合はありますし、その次の登板があるときに、どう自分のメンタルをそこにもっていくかというのが一番大事」と、気持ちの切り替えの重要性を強調していた。

 今永が投げている試合は、ここまでチームは13勝4敗。「僕が打たれたときでもチームメイトが、『今日打たれたかもしれないけど、ここは良かったじゃないか、ここはいい部分じゃないか』とチームメイトが言ってくれる。自信を持って次の登板を迎えている。本当に最高のチームメイトと過ごしている」と、うなずいた。

 球宴で対戦したい打者を問われると「ジャッジ選手。ファン・ソト選手。普段対戦しないア・リーグのバッターですし、本当に素晴らしい成績を残している選手なので、そういうバッターに対して自分がどれだけ投げられるかというのを試したいと思います」と、ヤンキースの強打者ふたりとの対戦に意欲を燃やした。

 シーズン中、ジャッジとの対戦では「凄いと思いすぎると負けてしまう。同じフィールドでは同じなんだという気持ちと同時に、向かっていく気持ち。強気に投げ込む気持ちを持って投げるべき」と、強調した。

 新人での球宴選出は日本人選手では9人目。中継ぎでの登板が有力視される中、夢の舞台で投げる左腕の姿を楽しみにしたい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]