花巻東のルーキー古城大翔が夏デビュー チームが軟投派左腕に苦戦も豪快バッチリスイング/岩手

AI要約

花巻東の大翔内野手(1年)が夏デビューを果たし、ドジャース大谷翔平投手(30)やブルージェイズ菊池雄星投手(33)と同じ背番号「17」を背負って出場。

大翔は内野安打や特大の左飛など活躍し、チームは苦戦しながらも1得点を挙げるものの、夏の戦いの難しさを痛感。

夏の初戦の重圧や雰囲気を感じ取ったルーキーたちの姿も見られ、チームは夏の舞台に向けて準備を進める。

花巻東のルーキー古城大翔が夏デビュー チームが軟投派左腕に苦戦も豪快バッチリスイング/岩手

<高校野球岩手大会:花巻東5-0花巻農>◇15日◇2回戦◇きたぎんボールパーク

 巨人古城茂幸3軍打撃コーチ(48)の次男で、花巻東の大翔内野手(1年)が夏デビューを果たした。

 ドジャース大谷翔平投手(30)、ブルージェイズ菊池雄星投手(33)、米スタンフォード大に進学した佐々木麟太郎内野手(19)も下級生時代に付けた背番号「17」を背負い、「6番三塁」で先発出場した。

 第1打席のファーストスイングで内野安打を放ち、第2打席は逆風に阻まれる特大の左飛。第3打席で四球を選ぶと代走が送られた。

 チームは花巻農の軟投派左腕に5回まで1得点と苦戦。タイミングが全く合わずに空振りする場面も見られたが、大翔の豪快なスイングは1度も崩れなかった。「緩いボールに対してセンター(方向を)意識でいったことで、ああいう飛び方(特大の左飛)をしてくれた」とうなずいた。

 春の東北大会まで経験したが、夏は初めてとなる。この日は重苦しい展開で、佐々木洋監督(48)も「夏の怖さを思い知りました」と冷や汗をかいたほど。ルーキーも「夏の初戦は春の初戦とやっぱり空気が違って。1球を逃したらチームの敗北につながってしまう」と独特の雰囲気を感じ取っていた。