花巻東の1年生が伝統の“出世番号”で夏デビュー 佐々木洋監督「ただ打つだけじゃない」/岩手

AI要約

花巻東が花巻農を5-0で破り、1年生の古城大翔内野手が活躍した。

大翔は初安打を記録し、守備でも力を示した。

佐々木監督は大翔に期待を寄せており、非常に力強いスイングを見せたと評価している。

<高校野球岩手大会:花巻東5-0花巻農>◇15日◇2回戦◇きたぎんボールパーク

 花巻東・佐々木洋監督(48)が、1年生の古城大翔内野手を評価した。

 巨人古城茂幸3軍打撃コーチ(48)の次男にあたる大翔は「6番三塁」で先発出場。ドジャース大谷翔平投手(30)、ブルージェイズ菊池雄星投手(33)、米スタンフォード大に進学した佐々木麟太郎内野手(19)も下級生時代に付けた背番号「17」を背負う。

 大翔は2回無死での第1打席、カウント2-1から緩いボールをフルスイング。ややバットの先だったが、鋭い打球を三遊間に飛ばして内野安打。この夏のファーストスイングで初安打を記録した。

 第2打席は4回1死、左翼へ大飛球を放つも、左翼方向から右翼方向へ強く吹いていた逆風に高校初アーチが阻まれた。第3打席で四球を選ぶと、代走が送られた。

 佐々木監督は「プレッシャーがかからない分、1年生がのびのび頑張らなきゃダメだよと言ってたんですけど。力強いスイングをしてたと思います」と話した。出世番号を背負わせたことについては、「ただ打つだけじゃなくてですね。守備も非常にハンドリングの柔らかさとか、スローイングも(中学時代に)ピッチャーやってたので。ボールの強さもありますし、期待を込めてそういう17番です」と話した。