【巨人】菅野智之の背信投球で連勝ストップ…「スガコバ」解体に現実味

AI要約

巨人は14日のDeNA戦で菅野智之投手が初回4失点し、0-6で敗れて連勝が7で止まった。

菅野はDeNA打線の攻撃に苦しんだが、チームの攻守バランスにも課題がある。

阿部監督は菅野の投球に期待をかけつつも、コンビ解体の可能性も示唆している。

【巨人】菅野智之の背信投球で連勝ストップ…「スガコバ」解体に現実味

 巨人は14日のDeNA戦(東京ドーム)で先発・菅野智之投手(34)が初回4失点の背信投球。0―6で敗れチームの連勝が7で止まった。右腕は「状態は良かった」と振り返ったが、ピリッとしない内容に小林誠司捕手(35)との「スガコバ」コンビが解体ピンチに陥った。 

 試合後、背番号18が「ボール2つくらい高かった気がするし。もったいなかったです」と振り返ったように、DeNA打線の〝奇襲〟になすすべもなく4点を失った。

立ち上がりの高め直球を狙われ、わずか7球で2失点。さらにズルズルと4点を失った。

 阿部慎之助監督(45)は右腕の投球に、「まああのまんまでしょ」とバッサリ。初回4失点に「まあそれは(攻撃が)難しくなっちゃうよね。(相手が)なかなか打てないピッチャーだからこそ、最少失点でいってほしかった」と右腕に注文を出した。

 これで今季の菅野は7勝2敗となった。序盤に安定していたおかげで貯金5も、直近3試合で6回を投げ切れず。6月9日のオリックス戦以降、5試合連続失点となっている。

 そんな〝先細り〟の状況に「このままなら『スガコバ』もいつまで続くことか…。チームの勝利を最優先する阿部監督がいつ解体してもおかしくない」とチーム関係者。ここまで二人三脚で来たコンビにメスが入るという。

 セ・リーグは上位4チームがデッドヒート。わずかでも隙を見せたチームが脱落する。現在、小林の打率は1割5分3厘まで低下している。打撃好調で不動の5番となった大城卓が12日に約1か月ぶりに先発捕手に復帰。これにより小林を使わなくても正捕手・岸田を休ませることが可能になった。

 守備と攻撃のバランスを考えれば「スガコバ」解体が最適解と言えそうだ。阿部監督は12日に一軍復帰し即スタメンで起用した坂本を「(打撃は)まあ良くないね」とすぐに代打待機とした。打てない選手をわざわざ起用する選択肢はない。コンビ継続のためには相手打線を抑えるのはもちろん、小林の打棒爆発も必要となりそうだ。