【巨人】阿部監督がファンにお願い「『レフトへ放り込め、岡本』じゃなくて、『ライトへ一発、岡本』に変えて」…一問一答
巨人がDeNAとの首位攻防戦をサヨナラ勝ちで制し、6連勝を達成。戸郷翔征投手が5回に勝ち越しを許すも、丸佳浩外野手のソロ本塁打で同点に追いつき、若林楽人外野手がサヨナラタイムリーを放つ。
阿部監督はチームの劇的な勝利に興奮し、若林や丸佳浩の活躍を称賛。戸郷の投球や坂本勇人の守備・進塁打もポイントとして挙げた。
最近の好調を岡本和の存在やチーム全体の意識の高さによるものと語り、ファンには「レフトへ放り込め」ではなく「ライトへ一発」という応援を依頼した。
◆JERA セ・リーグ 巨人3×―2DeNA(12日・東京ドーム)
DeNAとの首位攻防戦をサヨナラ勝ちで制し、6連勝。先発の戸郷翔征投手は、5回に勝ち越しを許し6回7安打2失点で降板、8回に丸佳浩外野手のソロ本塁打で同点に追いつき、9回にトレードで西武から移籍の若林楽人外野手がタイムリーを放ち、サヨナラで試合を決めた。
【巨人・阿部慎之助監督の試合後のコメント】
―劇的な幕切れ
「すごいゲームで、興奮しました」
―若林が初球から
「本当に、大したものだなと思って」
―8回に丸の一本
「本当にずっと好調を維持してくれているので。8回のホームランも、そうだな。何かあるんじゃないかと思わせてくれる一発だったので」
―(坂本)勇人がいい守備&進塁打
「もう技術とかね、そういううんぬんではないと思いますので。けど最後、ああいう場面でああいうバッティング{進塁打)ができるので、明日も頑張ってもらおうかなと思います」
―戸郷の投球
「うん、ちょっとエンジンがかかるのが遅いかなと見ていて思ったんですけど、その力のいれ所だったり、そこをもう1回。けど、結果的に2失点ですから。試合はしっかり作って、先発の役割はしてくれたんでね。何とか次は先に援護して、何とか勝ちをつけさせてあげたいなと思います」
―6連戦の初戦を勝って、首位キープ
「いやもうとにかく明日、今日は今日でね。明日はしっかり切り替えて、明日どう勝つかね、みんなで切り替えてやっていきたいと思います」
―坂本の状態
「まあ、良くないね。良くないけども、ああいうのが最後できる、精神状態だから。心配してないかな」
―若林が思い切り良く
「そうだね。よくスタメンの起用に応えてくれたなと思います」
―あの思い切りを求めている
「うん、やっぱりポテンシャルも素晴らしいし、まあ独特な世界を持っている方なので(笑い)。何かやってくれるんじゃないかなという期待感をすごく持たせてくれるような選手だなと思って、僕も西武とのトレードをさせてもらいましたけど。こうやって活躍できてね、本人が一番番ホッとしていると思いますし、これを少しでも長く継続して欲しいなと思います」
―岡本和の一発も大きかった
「ああ、そうですね。すごいナイスホームランでしたし、その後も打席もゲッツー打ったりしましたけど、すごくいつもより集中力あって、いい打席に僕は見えましたね。凡打もしましたけど」
―試合前はレフトの練習も
「いや、まだ考えてない」
―大城卓も久々のキャッチャー
「そうですね。本当ね、大城が元気になってくれれば、こうやってキャッチャーでも勝ちにつながる試合になるし。そういうのはすごく本人も今日の試合で、またいいきっかけになったんじゃないかなと思うしね。もっと自信持ってね、やって欲しいなと思います」
―接戦を制して6連勝
「いやもう勝てるときに、勝つしかないというのをね、みんなが思ってると思うので。とにかく本当オールスターまで何試合とか、そういったことは一切考えずに、目先の1試合をどう勝つかというのをね。みんな何が何でも勝つんだというのを一試合一試合出してくれればいいかなと思います」
―好調になった要因をどう分析しているか。ヘルナンデスの加入か
「うーん、それもそうですし。まあ、岡本がね、どっしりできるようになったというのがチームで一番大きいかなと思いますね」
(阿部監督は去り際に自ら切り出して)
「ファンの方にひとつお願いがあって。『レフトへ放り込め、岡本』じゃなくて、『ライトへ一発、岡本』に変えて欲しいなと。レフトへだと変に力入っちゃうから」