メジャーV古江彩佳は賞金1億9300万円 日本勢4人目の偉業で賞金も破格、国内最高のおよそ3.5倍

AI要約

古江彩佳が海外メジャー大会で快挙を達成し、海外メジャー制覇を果たした。

日本勢4人目の海外メジャー制覇を達成し、史上最高額の賞金総額800万ドルを獲得した。

古江彩佳のプロフィールや経歴、活躍が紹介される。

メジャーV古江彩佳は賞金1億9300万円 日本勢4人目の偉業で賞金も破格、国内最高のおよそ3.5倍

 女子ゴルフの海外メジャー今季第4戦・エビアン選手権は14日、フランス・エビアンリゾートGC(6527ヤード、パー71)で最終ラウンド(R)が行われ、1打差の2位タイで出た古江彩佳(富士通)が通算19アンダーで樋口久子、渋野日向子、笹生優花に次ぐ日本勢4人目の海外メジャー制覇の快挙を達成した。大会史上最高額の賞金総額800万ドル(約12億8700万円)で、古江は120万ドル(約1億9300万円)を獲得した。

 首位のステファニー・キリアコウ(豪州)と1打差で追う古江とローレン・コフリン(米国)による最終組。古江は2、3番で連続バーディーを奪い、首位に並んだものの、4番パー4でボギーを叩くと、以降は我慢のゴルフで、スコアを伸ばして並んだキリアコウとコフリンを2打差で追う展開に。それでも、前半ラストの9番パー5でバーディー。コフリンが単独首位、1打差でキリアコウ、さらに1打差で古江が続き、運命のサンデーバックナインに突入した。

 古江は12番パー4で3メートルのパーパットを逃し、首位コフリンと3打差に離される。ただ、14番パー3、15番パー5でロングパットを連続で沈めて首位と1打差に迫ると、16番パー3も3連続バーディー。ここで首位が入れ替わり、キリアコウが浮上し、古江は変わらず1打差で肉薄した。17番パー4で第2打のアプローチをキリアコウがミスショットしてボギー。古江はパーとし、5位タイから猛追したパティ・タバタナキット(タイ)を含め首位に3人で並んだ。

 西村優菜、西郷真央、勝みなみ、山下美夢有らが見守る中、最終18番でイーグル。右拳を突き上げた。涙を流し、ウォーターシャワーを浴びた。古江は賞金120万ドルをゲット。日本の国内ツアーではアース・モンダミンカップの優勝賞金5400万円が最高額だが、およそ3.5倍の額となった。

■古江彩佳(ふるえ・あやか)

 2000年5月27日生まれ、兵庫・神戸市生まれの24歳。3歳からゴルフを始め、2019年に国内ツアー・富士通レディースで史上7人目のアマチュア優勝を達成。プロ転向後も国内ツアー通算7勝を積み上げた。米ツアーでは22年スコティッシュオープンで初優勝を果たした。西村優菜、吉田優利ら逸材揃う2000年度生まれの“プラチナ世代”の一人。153センチ、54キロ。