単独廃校ルール適用の金ケ崎、6年ぶり夏1勝「初めて夏の大会で校歌を歌えた」三浦主将/岩手

AI要約

単独廃校ルール適用で出場の金ケ崎が遠野緑峰に勝利し、18年以来6年ぶりの夏1勝をつかんだ。金ケ崎・三浦拓己主将(3年)は「高校に入ってから初めて夏の大会で校歌を歌えた。うれしかったです」と勝利をかみしめた。

金ケ崎の野球部員は3年生2人、2年生1人、1年生2人の計5人。同ルールを適用し、花巻東から2年生3人、1年生2人の協力を得て、21年ぶりの夏の単独出場が実現した。

次戦は昨夏準Vの盛岡三と対戦。三浦主将は「盛岡三高にも勝ちたいです」と力を込めた。頼れる“仲間”と熱い夏はまだ続く。

単独廃校ルール適用の金ケ崎、6年ぶり夏1勝「初めて夏の大会で校歌を歌えた」三浦主将/岩手

<全国高校野球岩手大会:金ケ崎5-2遠野緑峰>◇14日◇1回戦◇岩手・きたぎんボールパーク

 単独廃校ルール適用で出場の金ケ崎が遠野緑峰に勝利し、18年以来6年ぶりの夏1勝をつかんだ。金ケ崎・三浦拓己主将(3年)は「高校に入ってから初めて夏の大会で校歌を歌えた。うれしかったです」と勝利をかみしめた。

 金ケ崎の野球部員は3年生2人、2年生1人、1年生2人の計5人。同ルールを適用し、花巻東から2年生3人、1年生2人の協力を得て、21年以来3年ぶりの夏の単独出場が実現した。一緒に練習をするのは週末の練習試合のみだが、試合では併殺やカバリングなど連携が光った。千葉和馬監督(57)は「練習試合だけでも、1カ月で17試合ぐらいやっている。その中で、花巻東の子たちが教えてくれて、うちの生徒たちが聞いて、だいぶチームになってきた」。積み上げたコミュニケーションが随所に見られた。

 次戦は昨夏準Vの盛岡三と対戦。三浦主将は「盛岡三高にも勝ちたいです」と力を込めた。頼れる“仲間”と熱い夏はまだ続く。

 ◆単独廃校ルール 連合チームを組めない部員不足の高校が、近隣校から選手を借りて大会に参加できる特別措置。日本高野連が00年に導入し、12年に改正された。出場可能な自校部員が5人以上9人未満の場合、計10人になるまで補充できる。