【函館記念】傾向と対策、『内枠が有利』『大型馬は苦戦』『ハービンジャー産駒の過信は禁物』などの傾向
函館記念は、内枠が有利な傾向があり、内枠からの馬が好走している。
高齢馬は8歳以上は不振で、大型馬やハービンジャー産駒も苦戦が目立つ傾向がある。
今年の注目馬は内枠からの若手馬を重視した方が良いかもしれない。
【傾向と対策】函館記念(G3・14日・芝2000メートル)
函館記念は、函館芝2000メートルで行われる。過去10年を振り返り、好走・凡走の傾向を探った。
▼内枠が有利傾向 枠順別の成績は
1枠【1・0・3・15】
2枠【2・3・0・15】
3枠【2・3・0・15】
4枠【2・2・2・14】
5枠【1・1・2・16】
6枠【1・0・0・19】
7枠【1・1・0・18】
8枠【0・0・3・17】
4枠より内が7勝、2着8回と比較的内枠が好調。特に4枠の馬はここ3年連続で3着以内に入っている。軸は内枠からが賢明だ。
▼高齢馬は… 7歳馬が【1・4・0・25】とまずまずの成績の一方、8歳以上は【0・0・0・12】。8歳以上は掲示板に入ったのも22年4着のウインイクシードだけ。今年は2年前の勝ち馬ハヤヤッコが8歳で出走するが年齢的に狙いづらい。
▼大型馬が苦戦 馬体重が520キロ以上の馬は【0・0・1・14】。17年ヤマカツライデンが3着に入ったが、16年は2番人気レッドレイヴンが9着、21年は1番人気カフェファラオが9着。器用さが求められる小回りコースなだけに大型馬は凡走が目立つ。今年はサヴォーナが該当濃厚。前走518キロのデビットバローズも当日の馬体重次第では割り引きたい。
▼ハービンジャー産駒でも 洋芝巧者のイメージが強いハービンジャー産駒だが、函館記念では【1・0・0・8】。2023年ローシャムパークが勝利したものの、それまでは凡走が続いていた。今年はグランディア、エミューが該当するが、血統で過信するのは危険だ。