天皇賞・春14着からの巻き返しを狙うチャックネイト「改めてめちゃくちゃいい馬」佐々木も手応え感じる【函館記念追い切り】

AI要約

函館記念追い切りで、チャックネイトが好調をアピール

前走の函館Wを振り返り、力強い走りが期待される

佐々木騎手も期待を込めて重賞初勝利に挑む

天皇賞・春14着からの巻き返しを狙うチャックネイト「改めてめちゃくちゃいい馬」佐々木も手応え感じる【函館記念追い切り】

◇10日 函館記念追い切り(函館競馬場)

 北海道で逆襲の一歩目の踏み出す。天皇賞・春14着からの巻き返しを狙うチャックネイトは佐々木を背に、函館Wを単走で5F73秒2―41秒3―13秒5。1週前の美浦W6F81秒7―11秒2を受け、今週は整える程度の軽めの追い切りだったがフットワークは軽快そのもの。鞍上も「いいバランスで走れていたし、雰囲気はすごく良さそう」と好調ぶりを感じ取った。

 デビューから堅実な走りを続け、昨年10月にオープン入りすると、初の重賞挑戦のアルゼンチン共和国杯でいきなり3着。続く年明け初戦のアメリカJCCを制したように、一戦ごとに着実に力をつけてきた。前走の天皇賞・春ではデビュー以来、初めて掲示板を外したが、トップハンデが示すようにGⅢなら力上位は明白だろう。

 佐々木も「条件馬の時に追い切りで乗った時からいい馬でしたが、改めてめちゃくちゃいい馬だと思いました」と背中から感じた能力の高さを絶賛。「柔らかみがあって大きい走り。それでいてメンタルも落ち着いています。函館も走ったことがある舞台ですし、心配なことがないですね」と確かな手応えを語る。

 鞍上にとっては13日の函館2歳S(サトノカルナバル)とともに重賞初勝利がかかる週末。「こんなチャンスはめったにあるわけじゃないですし、取りこぼさないようにしたいです」と力を込める。本格化を迎えた6歳馬と、昨年史上最年少で函館リーディングに輝いた若武者がそれぞれ飛躍の秋に向け、存在感をアピールする。