【MLB】 怪物スキーンズが球宴の先発に抜擢 ドラフト指名から1年足らず 野茂英雄(ドジャース)以来、5人目の快挙

AI要約

MLBのオールスターゲームにおいて、若手投手のポール・スキーンズが先発を務めることが決定した。

スキーンズはわずか11先発で6勝を挙げ、圧倒的な成績を残しており、新人として異例の出場が実現する。

オールスターゲームでは強力な打線との対戦が予想され、注目の一戦となりそうだ。

【MLB】 怪物スキーンズが球宴の先発に抜擢 ドラフト指名から1年足らず 野茂英雄(ドジャース)以来、5人目の快挙

 日本時間7月13日、17日に行われるオールスター・ゲームのナ・リーグの先発投手が、パイレーツのポール・スキーンズに決まったと『MLB.com』などが伝えている。昨年のドラフト全体1位でプロ入りし、5月にデビューしたばかりのスキーンズは、ここまでわずか11先発をこなしたのみ。しかし、その11先発で無傷の6勝、防御率1.90、奪三振率12.08をマーク。直近の12日のブリュワーズ戦では7回無安打11奪三振の圧巻の投球を披露していた。

 スキーンズは昨年、強豪ルイジアナ州立大をカレッジ・ワールドシリーズ優勝に導く大活躍が評価され、2023年ドラフト全体1位でパイレーツに入団。今年は前年のドラフト指名選手としては異例のAAAで開幕を迎えたが、7先発で防御率0.99と圧倒的なパフォーマンスを見せた。その活躍を受け、パイレーツは5月12日に早々にスキーンズをMLBに昇格。デビューを飾ってからのスキーンズは、いきなり長年活躍しているエースかのようなピッチングを見せ、11先発で6勝、防御率1.90をマークした。

 スキーンズがデビューした5月12日以降のスパンで、スキーンズはMLB2位の防御率1.90、同1位の89奪三振、同9位の与四球率1.76、同4位の総合指標fWAR2.0と、抜群のパフォーマンスを発揮。11先発のみのパフォーマンスでオールスター・ゲームの先発投手に抜擢されるのは異例だが、その評価は決して過大ではない。

 スキーンズは新人として史上5番目のオールスター・ゲームの先発投手となる。前回オールスター・ゲームに先発した新人は1995年の野茂英雄(ドジャース)。奇しくも1995年のオールスター・ゲームも今年と同じレンジャーズの本拠地で行われた。スキーンズとの対戦が予想されるア・リーグの上位打線は、恐らくガナー・ヘンダーソン(オリオールズ)、フアン・ソト、アーロン・ジャッジ(共にヤンキース)といったMVP候補の3人。まさにオールスター・ゲームに相応しい力と力の真っ向勝負が見られそうだ。